オイゲニア・プリマフェージの肖像とは? わかりやすく解説

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オイゲニア・プリマフェージの肖像

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/19 05:39 UTC 版)

『オイゲニア・プリマフェージの肖像』
英語: Portrait of Eugenia Primavesi
作者グスタフ・クリムト
製作年1913-1914年
種類キャンバスに油彩
寸法140 cm × 85 cm (55 in × 33 in)
所蔵豊田市美術館豊田市

オイゲニア・プリマフェージの肖像』(オイゲニア・プリマフェージのしょうぞう、: Portrait of Eugenia Primavesi)は、帝政オーストリア画家グスタフ・クリムト1913年から1914年にかけて描いた油絵である。140.0 × 85.0 cm、キャンバスに油彩。

本作品のモデルであるオイゲニア・プリマフェージは、元女優で、モラヴィア地方の都市オルミュッツに住む富裕な銀行家の妻であった。夫オットー・プリマフェージとともにクリムトのパトロンとして知られた人物であり、ウィーン工房が資金難に陥った際には資金援助も行っている。本作はクリムトの晩年の作品であり、オットーからの依頼によって制作された肖像画である。

右上の極彩色の鳥は、この時期にクリムトが試みた東洋的モチーフの導入を示している。鮮やかな色彩と大きく抽象的なタッチが特徴であり、この頃の様式をよく表している作品である。

トヨタ自動車の寄付金により約17.7億円で購入され、現在は豊田市美術館で展示されている。

関連項目

参考文献

  • 『生誕150年記念 クリムト黄金の騎士をめぐる物語』(中日新聞社、2012年) p.186-187



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