エンティティをイテレートするコスト
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/08 03:52 UTC 版)
「エンティティ・コンポーネント・システム」の記事における「エンティティをイテレートするコスト」の解説
基本的な考え方は、すべてのエンティティの巨大なリストを持つことだ。各システムは完全なリストをイテレートして、そのシステムにとって必要なエンティティのみを選択する。システムの数が増え、エンティティの数も増えると、すべてのシステムのイテレートするコストは、合計すると大きすぎになるかも知れない。 そこで、ある解決策ではエンティティのリストのサブセットを作る。代表的な例として、衝突検出がある。もしすべてのオブジェクトが他のすべてのオブジェクトに対して判定を行ったら、コストは二次関数的に増えるだろう。このコストは空間分割と、種類ごとの分離により劇的に減少させられる。 もしこの分離が極まって、各エンティティのタイプごとのリストで行われるなら、その場合ECSパターンはこの問題にうまくフィットしないかもしれない。
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