エンティティの設計
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/08 03:52 UTC 版)
「エンティティ・コンポーネント・システム」の記事における「エンティティの設計」の解説
エンティティはIDとコンポーネントのコンテナのみで構成される。この考えは、ゲームメソッドをエンティティに埋め込まないようにするためのものである。コンテナはエンティティと物理的に連続して配置される必要は無いが、発見とアクセスが容易であるべきだ。 各エンティティにユニークなIDをもたせるのが一般的な方法である。これは必須要件ではないが、以下の優位性を持っている: エンティティをポインターではなくIDで参照できる。こうすることで、ポインタが不正なメモリ領域を指すことなくエンティティを廃棄することができ、より堅牢である。 状態を外部に保存することが容易になる。状態を再び読み込んだとき、ポインタを再構築する必要がない。 必要に応じて、データのメモリ上の順序を変更できる。 ネットワーク越しに通信する際、エンティティIDを使ってエンティティを指すことができる。 これらの優位性のうちいくつかは、スマートポインタを使用することでも同様に得られる。
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