エルンストミエルクとは? わかりやすく解説

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エルンスト・ミエルク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/05 09:37 UTC 版)

エルンスト・ミエルク
Ernst Mielck
基本情報
生誕 1877年10月24日
フィンランド大公国
ヴィープリ州 ヴィープリ
死没 (1899-10-22) 1899年10月22日(21歳没)
スイス ロカルノ
ジャンル クラシックロマン派
職業 作曲家ピアニスト
担当楽器 ピアノ

エルンスト・ミエルクErnst Leopold Christian Mielck[またはMielch], *1877年10月24日 ヴィープリ1899年10月22日 ロカルノ)は、フィンランド作曲家ピアニスト

略歴

バルト・ドイツ人の商人の父親と、スウェーデン系フィンランド人の母親との間に生まれる。文化的・音楽的な家庭環境のもと、生まれつき虚弱体質ながらも10歳で地元の音楽教師にピアノを学ぶ。1891年ベルリンシュテルン音楽院で更なる音楽教育を受ける。1898年までベルリンにとどまり、マックス・ブルッフの個人指導のもとに作曲を学ぶ。

ピアニストとしては、1894年メンデルスゾーンの《ピアノ協奏曲 第1番 ト短調》をヴィープリで演奏してデビューを果たす。1897年には、ヘルシンキで自作の(最も重要な作品である)《交響曲 ヘ短調》が初演され、作曲家デビューを果たしている(シベリウスはこの作品を耳にして、《交響曲 第1番》作曲の刺激を受けた可能性があると伝えられる)。1899年肺結核のため、22歳の誕生日を目前に療養先のスイスで客死。

  • 主要作品一覧
    • 交響曲ヘ短調 作品4 (1897年)
    • 劇的序曲
    • 演奏会用序曲《マクベス》
    • ヴァイオリンと管弦楽のためのコンツェルトシュテュック ニ長調 作品8 (1898年)
    • ピアノと管弦楽のためのコンツェルトシュテュック ホ短調 作品9 (1898年)
    • 管弦楽のためのフィンランド組曲 作品10 (1899年)
    • 弦楽四重奏曲(1点)
    • 弦楽五重奏曲(1点)
    • 混声合唱曲《古いボヘミアのクリスマスの歌》
    • Altgermanisches Julfest für Bariton, Männerchor und Orchester
    • 声楽曲
    • ピアノ曲《フィンランド風ポルカの動機による3つの幻想的小品》など




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