エフクレタヌキモとは? わかりやすく解説

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エフクレタヌキモ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/18 15:12 UTC 版)

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エフクレタヌキモ
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
亜綱 : キク亜綱 Asteridae
: ゴマノハグサ目 Scrophulariales
: タヌキモ科 Lentibulariaceae
: タヌキモ属 Utricularia
: エフクレタヌキモ U. inflata
学名
Utricularia inflata
Walter
シノニム

Plectoma inflata

英名
swollen bladderwort
inflated bladderwort

エフクレタヌキモ(学名:Utricularia inflata)は、ゴマノハグサ目タヌキモ科に分類される多年草の一種。

分布

北アメリカ東部原産[1]

日本の静岡県兵庫県大阪府愛知県外来種として分布する[1]。日本には観賞用に導入され、1990年5月に静岡県の磐田市鶴ヶ池で野生化が初めて確認された[1][2]

特徴

多年生の食虫植物。植物体は水面を浮遊せず、分岐しながら水中を2m以上伸びる。花期は5-10月で、4-20cmの花茎を水上に直立して伸ばし、黄色の花を咲かせる。スポンジ状の浮嚢葉が放射状に5-10輪生して花茎を支える。和名の「エフクレ」は「柄が脹れた」からきている[2]

日当たりの良い池や水路、湿地に生育する。繁殖力は非常に強く、在来の水生植物の生育を妨げるため、駆除が行われている。2020年に特定外来生物に指定された[3]

参考文献

  1. ^ a b c エフクレタヌキモ 国立環境研究所 侵入生物DB
  2. ^ a b 北村四郎「エフクレタヌキモ、静岡県に帰化」『Acta phytotaxonomica et geobotanica』第42巻第2号、1991年、 158頁。
  3. ^ 「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律施行令の一部を改正する政令」等について(令和2年9月11日)

関連項目

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