エバリスト・フェルナンデス・ブランコとは? わかりやすく解説

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エバリスト・フェルナンデス・ブランコ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/05/17 20:19 UTC 版)

この名前は、スペイン語圏の人名慣習に従っています。第一姓(父方の)はフェルナンデス第二姓(母方の)はブランコです。

エバリスト・フェルナンデス・ブランコ(Evaristo Fernández Blanco、1902年3月6日 - 1993年10月22日)は、スペイン作曲家

経歴

アストルガ出身。マドリード音楽院トマス・ブレトンとコンラード・デル・カンポに師事した後、ウィーンフランツ・シュレーカーに学んだ。1935年にスペインに帰国した後は、マドリードスペイン8人組と密接な関わりを持って活動し、共和国政府の音楽委員会代表に就任した。しかしスペイン内戦の結果、1939年に共和国政府が崩壊すると、ポンテベドラに2年の間隠れた。そこで『劇的序曲』を作曲したが、その後40年以上日の目を見ることはなかった。1941年バルセロナに移り、地元のサルスエラ楽団のピアニストを務めた。それからは作曲の筆を折ってしまった[1]

しかし1970年代後半より民主化が進むと彼の作品は再び注目され、1982年に40年の沈黙を破って、RTVE交響楽団のために『古舞踊組曲』を作曲した[2]

作品

管弦楽曲

  • 悲しきワルツ(1920)
  • 山の印象(1921)
  • 交響的序曲(1925)
  • 小組曲(1929)
  • 3つの小品(1930)
  • 2つのレオン舞曲(1932)
  • 劇的序曲(1940)
  • 古舞踊組曲(1982)

器楽曲

  • ピアノ三重奏曲(1928)
  • ピアノのための常動曲

脚注

  1. ^ La Rioja University
  2. ^ El País

文献

  • Daniel Gutiérrez Sanz, Daniel. Catálogo de obras, 2007. Edita: Ayuntamiento de Astorga.



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