エディ・ルイス (ミュージシャン)とは? わかりやすく解説

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エディ・ルイス (ミュージシャン)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/17 19:47 UTC 版)

エディ・ルイス
Eddy Louiss
エディ・ルイス(2011年)
基本情報
出生名 Édouard Louise
生誕 (1941-05-02) 1941年5月2日
出身地 フランス パリ
死没 (2015-06-30) 2015年6月30日(74歳没)
フランス ポワチエ
ジャンル ジャズフュージョン
職業 ミュージシャン
担当楽器 ハモンドオルガンボーカル
活動期間 1957年 - 2015年

エディ・ルイスEddy Louiss1941年5月2日 - 2015年6月30日)は、フランスジャズミュージシャン[1][2]

略歴

エディ・ルイスは、1950年代に父ピエールのオーケストラで演奏を始めた。ピエールは姓をルイーズ(Louise)からルイス(Louiss)に変更した。1961年から1963年まで、ダブル・シックス・オブ・パリのメンバーとして活動[3]。この間、彼の主な楽器はハモンドオルガンであった。

1964年にはジャンゴ・ラインハルト賞を受賞した[4]

1964年から1977年までの13年間、彼は著名なフランスのミュージシャン、クロード・ヌガロと共演。その後、息子ピエールが「それほど容易ではなかった」と表現した決断を下し、ヌガロとの決別を果たして、ソロ活動を開始した[1]

ケニー・クラーク、ルネ・トーマス、ジャン=リュック・ポンティらとも共演[5]。1971年には、ルネ・トーマスとベルナール・リュバと共にスタン・ゲッツ・カルテットのメンバーとして[6]、ゲッツのアルバム『ダイナスティ』(1971年)をレコーディングした[2]

エディ・ルイスは1990年代初頭、動脈疾患を患い左足を切断したため、その後は公の場に姿を現すことはほとんどなかった。

デュエットでは、ピアニストのミシェル・ペトルチアーニ(1994年)[7]、アコーディオン奏者のリシャール・ガリアーノ(2002年)とレコーディングを行っている。後期の作品『センチメンタル・フィーリング』や『サマータイム』では、ジャズにロックワールドミュージックを融合させている。

ディスコグラフィ

リーダー・アルバム

  • Jazz Long Playing (1964年) ※with ダニエル・ユメールジャン=リュック・ポンティ
  • Trio HLP (1966年、All Life) ※with ダニエル・ユメール、ジャン=リュック・ポンティ
  • Eddy Louiss Trio (1968年) ※with ケニー・クラーク、ルネ・トーマス
  • 『さび』 - Our Kind of Sabi (1970年) ※with ジョン・サーマンニールス=ヘニング・エルステッド・ペデルセン、ダニエル・ユメール
  • Orgue, Vols. 1 & 2 (1971年、America) ※with ケニー・クラーク、ジミー・ガーリー、ガイ・ペデルセン
  • 『新しい冒険』 - Live At Montreux 72 (1972年) ※ルバ=ルイス=エンゲル・グループ名義 with ベルナール・ルバ、クロード・エンゲル
  • Bohemia After Dark (1973年) ※with ジミー・ガーリー、ガイ・ペデルセン、ケニー・クラーク
  • Histoire Sans Parole (1979年)
  • Sang mêlé (1987年)
  • Eddy Louiss/Michel Petrucciani (live) (1994年)
  • 『デュオ・イン・パリ』 - Conférence de presse (1994年) ※with ミシェル・ペトルチアーニ
  • Conférence de presse, Vol. 2 (1995年)
  • Louissiana (1995年)
  • Floméla (1996年) ※with マルク・ベルトー、トニー・ボンフィス、スティーヴ・フェローン、ボブ・ガルシア、ジョー・マカ、ルイジ・トラサルディ、ジャン=ルイ・ヴィアーレ
  • Multicolor Feeling Fanfare (1989年)
  • 『センチメンタル・フィーリング』 - Sentimental Feeling (1999年)
  • WéBé (2000年)
  • 『サマータイム』 - Recit Proche (2001年) ※with ザビエル・コボ、ジャン・マリー・エケイ、パコ・セリ
  • Jazz in Paris: Bohemia After Dark (2001年) ※with ケニー・クラーク、ジミー・ガーリー、ガイ・ペデルセン
  • Jazz in Paris: Porgy & Bess (2001年)
  • 『フェイス・トゥ・フェイス』 - Face to Face (2001年) ※with リシャール・ガリアーノ
  • Ô Toulouse...Hommage à Claude (2006年)

参加アルバム

スタン・ゲッツ

  • 『ダイナスティ』 - Dynasty (1971年、Verve)
  • 『コミュニケーションズ '72』 - Communications '72 (1972年、Verve)

脚注

  1. ^ a b “Mort de l'organiste de jazz Eddy Louiss” (French). Le Figaro. (2015年6月30日). http://www.lefigaro.fr/flash-actu/2015/06/30/97001-20150630FILWWW00247-mort-de-l-organiste-de-jazz-eddy-louiss.php 2015年6月30日閲覧。 
  2. ^ a b “Eddy Louiss, French Jazz Organist, Dead at 74”. Billboard. https://www.billboard.com/articles/news/6613185/eddy-louiss-french-jazz-organist-dead-at-74 2019年2月10日閲覧。. 
  3. ^ "Double Six of Paris", in Leonard Feather, Ira Gitler, The Biographical Encyclopedia of Jazz, Oxford University Press, 2007, ISBN 0-19-532000-X
  4. ^ Les prix Django Reinhardt depuis 1955”. ACADEMIE DU JAZZ. 2010年2月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年4月22日閲覧。
  5. ^ Yanow, Scott. “Eddy Louiss”. Allmusic. 2010年4月22日閲覧。
  6. ^ See for example 1971 - Stan Getz Quartet - Dum Dum Dum, on Stan Getz Community website. Retrieved 2011-07-09
  7. ^ Bill Marshall, Cristina Johnston, France and the Americas: Culture, Politics, and History, Oxford : ABC-Clio, 2005, ISBN 1-85109-411-3, 927

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