エストニア国立交響楽団
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エストニア国立交響楽団 | |
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原語名 | エストニア語: Eesti Riiklik Sümfooniaorkester |
出身地 | ![]() |
ジャンル | クラシック音楽 |
活動期間 | 1926年 - |
公式サイト | erso.ee/ |
エストニア国立交響楽団 (エストニアこくりつこうきょうがくだん、エストニア語: Eesti Riiklik Sümfooniaorkester、略称:ERSO) は、エストニアのタリンに本拠を置く国立のオーケストラ。
概要
1926年に弦楽トリオとして発足[1]。初期は小さな編成の放送オーケストラだった[2]。 1939年には、初代首席指揮者オラフ・ルーツのもとで、放送録音の他、一般聴衆を対象にした公演を行う。1950年からのロマン・マツォフが首席指揮者の時代に、楽員数を増やし多彩なプログラムを組んだ[1]。
1963年にネーメ・ヤルヴィが首席指揮者に就任後、録音、楽旅、放送出演などにより楽団は大きな発展を遂げた[1]。
ペルト、トゥビン、トゥールなどの自国の現代作曲家達の作品を積極的に紹介している[2]。
2003年にイタリア、2009年、2013年、2018年にアメリカ、2016年に中国、2023年にはイギリスへツアーを行い、数多くの音楽祭にも出演している[3]。
2002年からパーヴォ・ヤルヴィが芸術顧問、2010年からはネーメ・ヤルヴィが二度目の首席指揮者(兼芸術監督)を務めた[1]。
首席指揮者
- オラフ・ルーツ(1939年–1944年)
- ポール・カープ(1944年–1950年)
- ロマン・マツォフ(1950年–1963年)
- ネーメ・ヤルヴィ(1963年–1979年)
- ペーテル・リリェ(1980年–1990年)
- レオ・クレーマー(1991年–1993年)
- アルヴォ・ヴォルマー(1993年–2001年)
- ニコライ・アレクセーエフ (2001年–2010年)
- ネーメ・ヤルヴィ(2010年–2020年)
- オラリ・エルツ(2020年- )
脚注
出典
- ^ a b c d 世界のオーケストラ(2)上 ~パン・ヨーロピアン 編~ 2017, p. 98-102「25.エストニア国立交響楽団」.
- ^ a b 最新 世界のオーケストラ名鑑387 2009, p. 99, 「エストニア国立交響楽団」.
- ^ “エストニア国立交響楽団 プロフィール(英文)” (英語). NAXOS. アーティスト. 2025年5月2日閲覧。
参考文献
- 『最新 世界のオーケストラ名鑑387』音楽之友社〈ONTOMO MOOK〉、2009年6月。ISBN 978-4-276-96188-3。
- 上地 隆裕著『世界のオーケストラ(2)上 ~パン・ヨーロピアン 編~』株式会社 芸術現代社、2017年。 ISBN 978-4-87463-206-2。
外部リンク
- Eesti Riiklik Sümfooniaorkester - 公式ウェブサイト
- エストニア国立交響楽団のページへのリンク