エスケボルン鉱とは? わかりやすく解説

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エスケボルン鉱

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/26 14:54 UTC 版)

エスケボルン鉱
分類 セレン化鉱物
シュツルンツ分類 2.CB.10a
Dana Classification 2.9.1.2
化学式 CuFeSe2
晶癖 厚板状結晶、塊状
へき開 {001} perfect
モース硬度 3-3.5
光沢 金属光沢
真鍮のような黄色
条痕 黒色
透明度 不透明
密度 5.35 (実測) 5.44 (計算)
多色性 クリームイエローから黄色がかった茶色
蛍光 なし
溶解度 不要
不純物 Ag, S
その他の特性 磁性
文献 [1][2][3][4]
プロジェクト:鉱物Portal:地球科学
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エスケボルン鉱(Eskebornite)は、化学式CuFeSe2のセレン化鉱物である[1][2]正方晶系の結晶で、真鍮色である。厚平板結晶として見られることもあるが、他のセレン化鉱物と相互成長することが多い[3]黄銅鉱グループの1つである[4]

発生

1949年にドイツの鉱物学者パウル・ラムドールハルツ山地のエスケボルン坑道で発見し[5]、発見地の名前に因んで命名された。セレン鉛鉱セレン水銀鉱、セレン銅鉱、セレン銀鉱、ウマンゴ鉱、ジェフロワ鉱、シャメアン鉱等の他のセレン化鉱物と一緒に見られることが多い。しかし、また黄銅鉱閃ウラン鉱、アンケル石、苦灰石等と一緒に見られることもある[3]

関連項目

出典

  1. ^ Eskebornite: Eskebornite mineral information and data.”. www.mindat.org. 2016年10月24日閲覧。
  2. ^ Barthelmy, Dave. “Eskebornite Mineral Data”. webmineral.com. 2016年10月24日閲覧。
  3. ^ a b Handbook of Mineralogy, Eskebornite”. 2022年9月9日閲覧。
  4. ^ Chalcopyrite-Eskebornite Series: Chalcopyrite-Eskebornite Series mineral information and data.”. www.mindat.org. 2016年10月24日閲覧。
  5. ^ D.C. Harris, E.A.J. Burke. “Eskebornite, two Canadian occurrences”. The Canadian Mineralogist 10: 786–796. http://rruff.info/uploads/CM10_787.pdf. 



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