ウーファーとは? わかりやすく解説

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ウーファー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/01 14:59 UTC 版)

ウーファーあるいはウーハー英語: Woofer)とは、低音再生を担当するスピーカーユニットである。

Woofer box(Rock Ford)

概要

2ウェイ(ツイーターと組み合わせて高音・低音に分割)、あるいは3ウェイ(ツイーター・スコーカーと組み合わせて高音・中音・低音に3分割)のスピーカーシステムにおいて、低音域を受け持つスピーカーユニットをウーファー、あるいはウーハーと呼ぶ。

名称は大型犬やオオカミライオントラなどの唸り声から付けられた。

振幅の大きい低音域に特化するため、エッジやダンパーなどの振動系のストロークは大きくとられ、口径を大きくする事で低ひずみ・大音圧を確保して迫力のある低音を再生する。

サブウーファー

上記の3ウェイよりも更にユニットが受け持つ帯域を分割し、低音を再生するほうをウーファー、超低域を再生するほうのユニットをサブウーファーもしくはスーパーウーファーと称する事もある。この程度の帯域になると、人間の聴覚では定位がはっきりしなくなるので、ステレオ再生の場合であっても設置位置は比較的自由であり、車載用オーディオや小型にまとめる必要があるホームシアターではメインのウーファーとは別に設置される。

またフルレンジユニットで高音から低音まで再生する場合に、より低音を加える時にも、より低音を再生するほうのユニットをサブウーファーと称する事が多い(ウーファーと称する事もある)

ポータブルオーディオやパソコン向けのアクティブスピーカーでは電気的に低音を増幅する回路を有する場合もあるが、筐体が小さいため先天的に低音が弱く、機種によってはサブウーファーを標準またはオプションで設定して、低音を補強する。

なお、ホームシアターシステムでよく使われるドルビーデジタルなどにおいては、5.1chや2.1chとして、メインのスピーカー以外にサブウーファーを0.1chとして付加する場合があるが、これはLFEといって、メインのスピーカーとは別チャンネルで低音を付加するものである。メインのスピーカーで再生すべき音の帯域を分割するものとは異なるので、留意が必要である。

ミッドバス

中低音を再生するユニットをミッドバス、低音を再生するユニットをウーファーと呼び、帯域を分ける場合もある。どの周波数なら中低音/低音という分割になり、あるいは低音/超低音という分割になるのかの、明確な区分は存在しない。ただ、ミッドバス・ウーファーの場合は同一筐体に取り付けられており、ウーファー・サブウーファーの場合のように、別筐体に設置される事は無い。

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