インスタンススコープ (instance scope)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/26 23:22 UTC 版)
「スコープ (プログラミング)」の記事における「インスタンススコープ (instance scope)」の解説
クラスベースのオブジェクト指向言語で、クラスの各インスタンスに割り当てられた変数(フィールド)や関数(メソッド)が、そのインスタンス経由でのみ参照されうるスコープのこと。このスコープに属する変数はインスタンス変数やメンバー変数とも呼ばれ、また関数はメンバー関数とも呼ばれる。インスタンス内で共有されるので、局所スコープよりも可視範囲が広くなる。当該クラスのメソッドの内部でこれらを参照するとき、通例thisやselfといったオブジェクト参照によりスコープを明示することで、メソッドの仮引数やローカル変数、あるいはローカル関数などと名前が衝突した場合にも区別できるようになっている。
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