イルカの島とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > イルカの島の意味・解説 

イルカの島

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/19 06:33 UTC 版)

イルカの島
著者 アーサー・C・クラーク
翻訳者 小野田和子
イギリス
言語 英語
ジャンル SF小説
出版社 Victor Gollancz Ltd
Holt, Rinehart and Winston
創元SF文庫
出版日 1963年
ページ数 186

イルカの島』(いるかのしま 原題:Dolphin Island)は、イギリス生まれの作家アーサー・C・クラークの書いたSF小説である。クラークはこの作品のほかにも、長編『海底牧場』や『グランド・バンクスの幻影』、短編『輝くもの』などの海洋を舞台とした作品を書いている。

あらすじ

16歳の少年ジョニー・クリントンは、アメリカからオーストラリアに向かうホバークラフト貨物船「サンタアナ号」に密航したが、船は座礁して沈没してしまった。救命艇に乗ることもできずに海上を漂うジョニーは、波間を進んでくる三角形の鰭を見てサメだと思い、死を覚悟した。ところが、それはイルカの鰭であった。彼は浮遊物をいかだにして、4頭のイルカに押してもらい、ある島にたどり着いた。グレートバリアリーフにあるこの島は、イルカに関する研究をしていて「イルカの島」と呼ばれるところだった。ここには、研究所のほかに病院や飛行場まであり、多くの人間が暮らしていた。ジョニーはしばらくこの島に滞在することになった。ある日、猛烈なハリケーンが島を直撃し、施設は壊滅的な被害を受けた。連絡船は大破し、電源を失って無線も使えず、負傷者は多数いる。オーストラリア本土も甚大な被害を受けたので、この島のことにまで手がまわらないはずだ。そこで本土に救援を要請するため、ジョニーはイルカたちと海を渡ることになった。

主な登場人物

  • ジョニー・クリントン - 本作の主人公。
  • カザン教授 - 研究所の所長。イルカ語を理解できる。
  • キース博士 - 研究所の副所長。
  • テシー - 島の病院の看護師。
  • ミック・ナウル - 研究所の職員。ジョニーと友達になる。
  • アイナー、ペギー、スージー、スプートニク、ウースー - 人間ではないイルカたち。

書誌情報

脚注




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  イルカの島のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「イルカの島」の関連用語

イルカの島のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



イルカの島のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのイルカの島 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS