イノサン Rouge
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/08 06:21 UTC 版)
「イノサン Rouge」 | |||||||||||
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Marie starring MIKA NAKASHIMA の シングル | |||||||||||
初出アルバム『WITH』 | |||||||||||
B面 | 無垢なるもの | ||||||||||
規格 | CD | ||||||||||
ジャンル | J-POP | ||||||||||
レーベル | ソニー・ミュージックアソシエイテッドレコーズ | ||||||||||
作詞・作曲 | イノサン Rouge 坂本眞一 (作詞) MIYAVI (作曲・編曲) Lenard Skolnik (作曲・編曲) Seann Bowe (作曲・編曲) 無垢なるもの 横内謙介 (作詞) 宮本亜門 (作詞) 河野伸 (編曲) |
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チャート最高順位 | |||||||||||
Marie starring MIKA NAKASHIMA シングル 年表 | |||||||||||
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『イノサン Rouge』(イノサン ルージュ)は中島美嘉の45枚目のシングルであり、Marie starring MIKA NAKASHIMA名義での発売となる。
解説
本作は、中島が自身初の舞台での主演を務めた『イノサンmusical』の主題歌として制作されたものであり、Marie starring MIKA NAKASHIMA名義での発売となっている[2]。中島がstarring MIKA NAKASHIMA名義でのリリースを行うのは、2005年にNANA starring MIKA NAKASHIMA名義で発売した16thシングル『GLAMOROUS SKY』以来となる。
表題曲の作詞はミュージカルの原作を描く坂本眞一が務め、作曲および、サウンドプロデュースはMIYAVIが担当しており、完全限定生産盤のみでの発売となり、坂本書き下ろしイラストのクリアファイルや中島が扮するマリーのビジュアルを登用したスリーブケースの特典も一部の店舗にて用意がなされた[2]。
製作背景
本楽曲は中島が主役を務めるミュージカル『イノサンmusical』の主題歌として制作された楽曲となる[3]。
- 中島が『イノサンRouge』に触れる切っ掛けとなった経緯に関して
- 以下のように語っている。
- ミュージカルの出演依頼が来た経緯に関して
- 初めてのミュージカルと、マリー-ジョセフ・サンソンを演じるにあたっての心境について
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以下のように語っている。
- 好きな役を演じることに緊張していたのもありますが、何よりもこれまで経験したことのないミュージカルで演じると言う事になり、どうしたものかと言う気持ちがありました。ドラマや映画で演じるのとはまた違うものがありまして、やるからにはゼロから始めていかなくては行けないと思い、色々と模索しながらマリー像にアプローチをかけていきました[3]。
- 良い意味で半々な気持ちでしたね。初めての舞台でやったことなかったから、自信がなかなか持てなかったから「怖いな」って思う気持ちと、かねてより好きだったキャラを演じられる事に対しての「嬉しい」って思う気持ちと言う初めての事で「怖い」んだけど「嬉しい」って感じでしたね[3]。
楽曲解説
- イノサンRouge
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- 楽曲に関して
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以下のように語っている。
- まず、MIYAVIさんからこの曲を頂いた時はすごくかっこいい曲だなって思いましたね。加えて原作者の坂本さんが作詞をされてて、マリーの心境を表した言葉が半分入ってると言うか、象徴的な言葉がたくさんちりばめられている歌詞だと思います。皆さんにはその辺りに意識を向けて出来る限り聴いてほしいなと思いますね[3]。
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- 15年振りのstarring名義でのリリースと、中島美嘉名義での楽曲との違いに関して
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以下のように語っている。
- 明確な違いをはっきりと出そうと思っていた訳ではなく、いつもやってる歌い方から変えないと行けないなと気持ちのどこかでは意識していた所ですね。2005年の時のNANA starring MIKA NAKASHIMAの時も今回もロックナンバーですが、歌に対しての気持ちや歌い方に関してはどうしていけば良いだろうと常に考えていましたね[3]。
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- レコーディングに関して
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以下のように語っている。
- 曲が出来上がったのがギリギリのタイミングだったので、レコーディング日程も組めなかったんで、舞台の稽古の合間を縫ってレコーディングしていきました。いつもはシングル曲にビデオ・クリップを制作して着けるんですが、日程が立て込んでいて進行がとても間に合わなかったので、今回はビデオ・クリップはついていない形ですね[3]。
- レコーディングに取れる時間が1日しかなかったので、レコーディングは短期間で集中的に行いましたね。先程もお話ししましたが、坂本眞一さんに作詞してもらったんですが、初めてと言う事もあり、懸命に作詞してくださったので、私も稽古終わりの際に「このようにしてみてはいかがでしょうか?」と助言をさせて頂きながら坂本さんとやり取りしていましたが、とてもスムーズに滞りなく進められたと思います[3]。
- レコーディングの際は坂本さんが色々な詞を書いてくださっていたので、その中で2種類のパターンの歌詞でレコーディングを行った後に、最終的な判断は坂本さんに委ねてどうにか完成させられました[3]。
- 無垢なるもの
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この曲は『イノサンmusical』にて歌われた楽曲であり、本作に収録するに当たってアコースティック・スタイルのアレンジを施した上で収録され、ピアノの旋律が切々と訴えかけるように流れる悲しげな楽曲として仕上がっている。本楽曲に関して中島は以下のように語っている[3]。
- 選曲した経緯にかんして
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以下のように語っている。
- カップリングの選曲に当たっては、「〜starring」でやるんだったら、劇中でマリーが歌っていた劇中歌が相応しいなと思い、この曲を選びました。私自身、この曲を歌うと舞台のシーンを思い出しますね。実を言うと、曲自体には入っていないんですが、舞台で歌った後に一言「お前だけは変わるな」ってセリフを口にするんですよ。レコーディングでも同様のセリフを言いましたね。アラン・ベルナールって男性の方がいるんですけど、マリーが唯一恋をした男性で、その彼と別れた後に一人になって歌うのが、この曲になるんです。マリーはアランの前以外では怒ったり泣いたりと言った感情は一切見せないので、この曲は劇においては非常に重要な位置付けとなる曲になりますね[3]。
- CDのジャケット写真のイラストに関して
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本作のジャケットは本作で作詞を務めた坂本眞一によって描かれたものであり、舞台におけるマリーの姿に扮した中島が描かれている。ジャケットに関して中島は以下のように語っている[3]。
- 描かれることになった経緯に関して
- これはとある時に坂本さんに冗談を言うような感じで「ジャケットのイラストを描き下ろしてもらえませんか?」と打診した所、「いいですよ」と快諾していただけたんです。こちらから頼んどいて言うのもなんですが、「まさか!」と思わずにはいられなかったですね。同時に心の広い方なんだなぁと思いました[3]。
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- 完成したイラストに関して
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以下のように語っている。
- 私としては最初、マリーそのものを描いて下さるものだと思っていました。けど、坂本さんに「中島さんの写真を貰えますか?」と言われたので、それを渡して描いて貰った所、私とマリーの中間的な雰囲気のイラストが出来上がったんです。ただ、どちらかと言えば私よりにして描いてくださっていて、私よりではあるんですけど、私でもマリーでもない感じのイラストとなりましたね[3]。
- 坂本さんによると、マリーを描くのではなく、私の写真を見て「私のCDの絵を描き下ろすと言った感じで描いた。CDのジャケットを描くのはじぶんとしては初めての事だったので、嬉しかったな」と言ってました。完成した絵は手先まで私に似ていたので、改めて坂本さんの凄さを実感しましたね[3]。
収録曲
- イノサン Rouge
- 無垢なるもの
- イノサン Rouge (instrumental)
収録アルバム
- イノサン Rouge
- 『WITH』
- 無垢なるもの
- 『JOKER』
脚注
外部リンク
- イノサン_Rougeのページへのリンク