イイギリ科とは? わかりやすく解説

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イイギリ科

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/04 04:06 UTC 版)

イイギリ科
イイギリ(Idesia polycarpa
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: スミレ目 Violales
: イイギリ科 Flacourtiaceae
  • 本文参照

イイギリ科(イイギリか、Flacourtiaceae)は双子葉植物の科。いずれも木本で、世界の熱帯を中心に89属800種ほどが分布する。新エングラー体系及びクロンキスト体系では認められていたが、APG分類体系では解体され大部分がヤナギ科に含められている。

多くは雌雄異株または異花で、は小型だが数枚の花弁(ないものもある)およびがくがある。葉は互生し托葉がある。日本にはイイギリ(落葉高木、赤い実が房状になり美しいので栽培することもある)、クスドイゲ、トゲイヌツゲが自生する。大風子油(かつてハンセン病の薬とされた)の原料としたダイフウシもこの科に含まれる。

分類

イイギリ科は以前から、多系統ではないかと疑う意見があったが、分子系統学研究の結果、一部は実際に別系統であることが明らかになった。しかも大部分のものは、従来のヤナギ科と共通の系統であることがわかり、これに基づくAPG植物分類体系ではこれらをヤナギ科に移している(ダイフウシは別のアカリア科)。これらはヤナギ科とは見掛け上あまり似ていない(特に花の形態は大きく異なる)が、葉の形態や、サリシンサリチル酸配糖体)を含む点など、共通点もある。

  • イイギリ属 Idesia
  • トゲイヌツゲ属 Scolopia
  • クスドイゲ属 (巴棘[1]属)Xylosma

脚注

  1. ^ 『難訓辞典 中山泰昌編』東京堂出版、1956年。 

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