アンフィポッド・シルク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 04:19 UTC 版)
ヒゲナガヨコエビ科は、主に保育のため海藻をつづりあわせて巣を作る。ドロクダムシ科やカマキリヨコエビ科は、泥や砂の管を作り、その中に棲む。ホソツツムシ属CerapusやCyrtophiumは、緻密に作られた筒状の巣に入ったまま水中を泳いで移動する(Giles 1885)。ヤドカリモドキ類は巻貝の殻に小石や貝殻片をつなげてその中に棲み、巣をひきずるように移動する。シャクトリドロノミ科Dyopedos や Dulichiaはマスト状の構造物を形成し、子供を止まらせてしばらく同居する。これらを作成するために用いられる分泌物は第3,4胸脚にある分泌腺でつくられ、指節先端からセメント状ないし糸状になって排出されるため、アンフィポッド・シルクと呼ばれている。
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