アンティオキア級駆逐艦とは? わかりやすく解説

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アンティオキア級駆逐艦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/15 07:26 UTC 版)

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アンティオキア級駆逐艦

写真は「カルダス」
艦級概観
艦種 駆逐艦
艦名
前級
次級 ベインテ・デ・フリオ級駆逐艦
性能諸元
排水量 基準:1,219トン
満載:1,560トン
全長 98.5m
水線長 93.5m
全幅 9.44m
吃水 2.74m
機関 ヤーロー重油専焼水管缶3基
+パーソンズギヤード・タービン2基2軸推進
最大出力 33,000hp
最大速力 36.0ノット
航続距離 15ノット/5,400海里
燃料 重油:292トン(満載)
乗員 147名
兵装 アームストロング 12cm(50口径)単装速射砲4基
4cm(39口径)単装ポンポン砲3基
53.3cm四連装魚雷発射管2基
機雷20個

アンティオキア級駆逐艦スペイン語: Destructores Clase Antioquia)はコロンビア海軍駆逐艦の艦級である。

概要

本級は、コロンビア海軍がペルーとの対抗へと自国の沿岸防備のために、ポルトガルに援助を求めて入手したもので、元はポルトガル発注のヴォウガ級駆逐艦の「ドウロ(Douro)」、「テージュ(Tejo)」であった。1934年2月24日にアンティオキア(元テージュ)が、同年5月16日にカルダス(元ドウロ)が就役し、1960年代まで現役であった。

艦形

船体形状は船首楼型船体とした。甲板のシアは少なく、船首前端も傾斜の少ない形状となっている。船首楼甲板の後端に艦橋と前部マストを配置。その後方の甲板下は3基の主缶を収めた缶室区画で、1番煙突に主缶2基分、2番煙突に1基分の煙路が導設された。煙突後方に53.3cm四連装魚雷発射管2基が配置された。主砲は前後甲板上に2基ずつ背負い式で配置された。

1940年代にエリコン 2cm(76口径)機関砲を単装砲架で2基が追加された。1950年代に近代化改装を受け、全武装を撤去して主砲を12.7cm単装砲2基2門、近接火器としてボフォース 4cm(56口径)機関砲を単装砲架で6基搭載、対潜兵装として17.8cm24連装ヘッジホッグ1基が搭載された。

同型艦

  • アンティオキア(Antioquia)
  • カルダス(Caldas)

関連項目

参考図書

  • 「Conway All The World's Fightingships 1922-1946」(Conway)



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