アルス・マグナ (カルダーノの著書)
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「アルス・マグナ」(羅: Ars Magna、「偉大なる技術」の意)は、イタリア人のジェロラモ・カルダーノが著した代数学の歴史的な書物。1545年に『Artis Magnæ, Sive de Regulis Algebraicis Liber Unus』(英: Book number one about The Great Art または The Rules of Algebra)として初版が出され、カルダーノの存命中の1570年に第2版が出されている。コペルニクスの『De revolutionibus orbium coelestium、「天球の回転について」』、ヴェサリウスの『De humani corporis fabrica、「人体の構造」』と並び、初期ルネッサンスにおける3大科学書として挙げられることがある。これらの書はいずれも1543年から1545年のわずか2年の間に相次いで出版されている。
- ^ イギリスの数学者フランシス・マセレス(英: Francis Maseres、1731–1824)は自著「A dissertation on the use of the negative sign in algebra, 1758.」で、負数は存在しないと説いており、オイラーは負の数は無限大よりも大きいと信じていた。
- ^ これは 「アルス・マグナ」の 3 次方程式で q2/4 + p3/27 < 0 となるようなものがないことを意味しているのではない。例えば章 I には x3 + 9 = 12x という方程式があり、q2/4 + p3/27 = −175/4 。しかしカルダーノはこの例では公式を適用していない。
- 1 アルス・マグナ (カルダーノの著書)とは
- 2 アルス・マグナ (カルダーノの著書)の概要
- 3 参照
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