アルス・マグナ_(カルダーノの著書)とは? わかりやすく解説

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アルス・マグナ (カルダーノの著書)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/03 17:16 UTC 版)

アルス・マグナ」(: Ars Magna、「偉大なる技術」の意)は、イタリア人ジェロラモ・カルダーノが著した代数学の歴史的な書物。1545年に『Artis Magnæ, Sive de Regulis Algebraicis Liber Unus』(: Book number one about The Great Art または The Rules of Algebra)として初版が出され、カルダーノの存命中の1570年に第2版が出されている。コペルニクスの『De revolutionibus orbium coelestium、「天球の回転について」』、ヴェサリウスの『De humani corporis fabrica、「人体の構造」』と並び、初期ルネッサンスにおける3大科学書として挙げられることがある。これらの書はいずれも1543年から1545年のわずか2年の間に相次いで出版されている。


  1. ^ イギリスの数学者フランシス・マセレス(: Francis Maseres、1731–1824)は自著「A dissertation on the use of the negative sign in algebra, 1758.」で、負数は存在しないと説いており、オイラーは負の数は無限大よりも大きいと信じていた。
  2. ^ これは 「アルス・マグナ」の 3 次方程式で q2/4 + p3/27 < 0 となるようなものがないことを意味しているのではない。例えば章 I には x3 + 9 = 12x という方程式があり、q2/4 + p3/27 = −175/4 。しかしカルダーノはこの例では公式を適用していない。


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