アラスカ・チグニック地震とは? わかりやすく解説

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アラスカ・チグニック地震

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/24 22:26 UTC 版)

アラスカ・チグニック地震
(2021年)
本震
発生日 2021年7月29日
発生時刻 現地時間22:15:49(UTC-9)
震央 アメリカ合衆国
アラスカ州
アラスカ半島南部
座標 北緯55度28分26.4秒 西経157度55分1.2秒 / 北緯55.474000度 西経157.917000度 / 55.474000; -157.917000
震源の深さ 32.2 km
規模    M8.2
最大震度    改正メルカリ震度VII:アラスカ、チグニック
津波 2.62 m、アラスカ半島
地震の種類 海溝型地震
余震
回数 3回
最大余震 Mw6.9の地震
被害
死傷者数 なし
被害地域 アメリカ、アラスカ、アラスカ半島
プロジェクト:地球科学
プロジェクト:災害
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アラスカ・チグニック地震(アラスカ・チグニックじしん、英語: 2011 chignik earthquake)は、2021年7月28日、現地時間22時15分49秒(UTC-9)にアラスカ半島南東部で発生した巨大地震である。

概要

アリューシャン海溝

USGS(アメリカ地質調査所)によると、この地震のモーメント・マグニチュード(Mw)8.2であり、NOAA(アメリカ海洋大気庁)によって津波警報が発表され、後に解除された。この地震の後には、Mw5.9、6.1、6.9の三つの余震が発生した。この地震は1965年のラット地震以降、米国で最大の地震である。 北アメリカプレート太平洋プレートの境界にあるベーリング海太平洋に挟まれた海溝である。

アラスカ半島沖には、アリューシャン海溝があり、そのアリューシャン海溝によって引き起こされた海溝型地震である。この地震の震度改正メルカリ震度階級VII(非常に強い)であった。2020年7月起きたマグニチュード7.8の地震がこの地震の前身であるとUSGS(アメリカ地質調査所)が発表している。

津波

アラスカ・チグニック地震の津波。

この地震によって、2.62 mの津波が発生した。地震発生から5分後にNOAA(アメリカ海洋大気庁)が津波警報を発令した。1時間45分後に津波警報は津波注意報へと引き下げられ、地震発生から3時間後に解除された。コディアック島のオールドハーバー市で42.7 cmの津波を観測した。カリフォルニア州セントラルコーストのアビラビーチでは40 cmの津波サージが測定された。

津波は、日本でも観測された。気象庁は、地震発生当日の15時24分に「遠地地震に関する情報」として「日本への津波の有無を調査中」と発表し、同日18時02分には、「日本沿岸で若干の海面変動あり」として情報を更新した[1]

出典

  1. ^ 令和3年7月 地震・火山月報(防災編)” (pdf). 気象庁. 2024年5月25日閲覧。

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