アフリカフウチョウソウとは? わかりやすく解説

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アフリカフウチョウソウ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/28 13:45 UTC 版)

アフリカフウチョウソウ
アフリカフウチョウソウ
(2025年6月 沖縄県石垣市)
分類APG IV
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : コア真正双子葉類
core eudicots
階級なし : バラ類 rosids
階級なし : アオイ類 malvids /
真正バラ類 II eurosids II
: アブラナ目 Brassicales
: フウチョウソウ科 Capparaceae
: フウチョウソウ属 Cleome
: アフリカフウチョウソウ
C. rutidosperma
学名
Cleome rutidosperma DC.
シノニム

Sieruela rutidosperma (DC.) Roalson & J.C.Hall

英名
fringed spider flower, purple cleome

アフリカフウチョウソウ(別名 コバナフウチョウソウ、学名:Cleome rutidosperma[1])はフウチョウソウ科フウチョウソウ属一年生草本帰化植物

特徴

茎は下部でよく分枝し、高さ13 cmほどまでは直立し開花する。茎はさらに伸び、倒れて地面を這い、枝長90 cmほどに達する。葉は3出複葉で互生する。開花期は夏で、葉腋に長さ4 cmほどの花柄を出し、1個の花をつける。花色は咲き始めは淡青紫色で、時間が経つと淡桃色へ変わる。花弁は4枚で長さ9 mmほど、すべて上を向く。果実は長さ5–7 cm、径4–5 mmで表面に毛がある。種子にはエライオソームがあり、アリが散布する[2]

分布と生育環境

熱帯アフリカ原産で、東南アジアやアメリカなど世界の熱帯~亜熱帯域に帰化。日本では1998年に神戸市で見出され、その後本州、九州、沖縄などの各地で帰化が確認されている[2][3]

ギャラリー

脚注

  1. ^ Cleome rutidosperma DC.”. YList 植物和名-学名インデックス. ylist.info. 2025年6月28日閲覧。
  2. ^ a b (植村ほか 2015, p. 66)
  3. ^ (米倉 2021, p. 132)

参考文献

  • 植村修二ほか編著「アフリカフウチョウソウ」『増補改訂 日本帰化植物写真図鑑 第2巻 -Plant invader 500種-』全国農村教育協会、2015年、66頁。ISBN 9784881371855 
  • 米倉浩司 著「フウチョウソウ科」、大橋広好・門田裕一・木原浩・邑田仁・米倉浩司 編『フィールド版改訂新版 日本の野生植物』 2巻、平凡社、2021年、132頁。 ISBN 9784582535396 

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