アトピー性皮膚炎に対する有効性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/25 02:00 UTC 版)
「補中益気湯」の記事における「アトピー性皮膚炎に対する有効性」の解説
有日本全国の約110施設において、2006年4月~9月の6ヶ月間に登録された397例を対象者として、GPSPを参考としたプロスペクティブ調査が行われ、その結果、24週間の補中益気湯の服用により、皮疹と外用剤使用量の総合評価において、有効以上が88.7%とされた。大多数の症例で症状の維持以上の効果が期待でき、アトピー性皮膚炎が軽快する症例が多く観察された。特に重篤な副作用も見られなかった。本薬との因果関係が完全には否定できない副作用とみられる事例は、1.5%と397例中6例に見られ、黒褐色皮膚疹、イライラや不眠、胃もたれ、便秘などで、投薬中止後すぐに回復している。
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