アグネス台風
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/05 08:03 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動アグネス台風 台風第34号 | |
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カテゴリー2の タイフーン (SSHS) | |
発生期間 | 1948年11月13日 - 11月20日 |
寿命 | 約7日間 |
最低気圧 | 939 hPa |
最大風速 (気象庁解析) |
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最大風速 (米海軍解析) |
95 knot(1分間平均) |
被害総額 | |
死傷者数 | 死者・行方不明者11人 負傷者2人 |
被害地域 | ![]() |
アグネス台風(アグネスたいふう、昭和23年台風第34号、国際名:Agnes)は、1948年11月に紀伊半島に上陸した台風である[1][2]。
概要
アグネス台風は、1948年11月13日に発生し、11月19日の正午頃に紀伊半島南端に上陸[2]。その後東海道沖を通過して日本の東方海上へと去った[2]。
この台風の日本上陸日時(11月19日)は1年の中でかなり遅く、1990年の11月下旬に上陸し、統計史上最も遅い上陸となった台風28号に次ぐほどの遅さであったが、アグネス台風が上陸した1948年当時はまだ台風についての正式な統計が行われていなかったことに加え、台風の定義が現在のような基準に確定したのは1951年からであり、アグネス台風も上陸時には温帯低気圧に変わっていた可能性がある。これらの理由により、アグネス台風は気象庁による上陸日時が遅い台風のリストには含まれていない[3]。
被害
台風により、11月18日から19日にかけ、南西諸島から関東地方にかけての各地で暴風雨となり、被害がもたらされた[2]。宮崎県と鹿児島県でそれぞれ1人、三重県で5人、愛知県で4人が死亡し、合計で11人が死亡したほか、宮崎県で2人が負傷した[2]。また建物被害は、全壊・流失17棟、半壊121棟、床上浸水921棟・床下浸水1,981棟などとなった[2]。
脚注
- アグネス台風のページへのリンク