アカストスの妻
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/31 04:13 UTC 版)
このアステュダメイアは、イオールコスの王アカストスの妻で、ステロペー、ラーオダメイアの母である。 ペーレウスはカリュドーンの猪狩りのさいに恩人であるプティーアーの王エウリュティオーンを殺してしまったが、その後にアカストスの客となり、エウリュティオーン殺しの罪を浄めてもらった。このときアカストスの妻アステュダメイアはペーレウスに恋をしたが、ペーレウスは断った。するとアステュダメイアはエウリュティオーンの娘でペーレウスの妻のアンティゴネーに、ペーレウスが自分の娘ステロペーとの結婚を考えているという偽りの内容を記した手紙を送りつけて自殺に追い込み、さらに夫アカストスにはペーレウスに犯されそうになったと偽って告げ口した。このためペーレウスはアカストスと狩りに出かけたさいに山中に置き去りにされ、危うく命を落としかけた。後にペーレウスは復讐のため、イオールコスを攻撃し、アステュダメイアを殺した。 もう1人の娘ラーオダメイアはピュラケー(英語版)王プローテシラーオスと結婚した。
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