アウレリアヌスとの戦争
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/10 06:06 UTC 版)
272年、ローマ皇帝アウレリアヌスがボスポラス海峡を渡って小アジアを急速に進軍してきた。 インマエの戦いで、ザブダスはイッソスからアンティオキアに向かっていたアウレリアヌスの軍に敗れた。パルミラ軍はアンティオキア、次いでエメサに撤退したが、エメサの戦いで敗れた。この敗北により、パルミラ軍は首都パルミラに追い詰められた。ローマ軍は街を包囲し、度々強襲を仕掛けたが撃退された。しかし状況はパルミラ側にとって悪化するばかりで、ゼノビアはパルミラを脱出してサーサーン朝に支援を求めに向かったが、ユーフラテス川の近くでローマ軍に捕らえられ、アウレリアヌスのもとに連行された。まもなくパルミラ市民はローマ軍に和平を請い、街は陥落した。
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