アイヴィー・ベルとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > アイヴィー・ベルの意味・解説 

アイヴィー・ベル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/23 09:11 UTC 版)

アイヴィー・ベル (Ivy Bells) とは、アメリカ海軍国家安全保障局(NSA)が1970年代から1980年代に掛けてオホーツク海で実施していたソ連軍海底ケーブル盗聴作戦のコードネーム。

アメリカ海軍の原潜ハリバットがオホーツク海に忍び込み、ソ連軍の海底ケーブルに盗聴器を設置する方法がとられていた。盗聴器は海底ケーブルから外側に漏洩する電磁波を受信して内容を記録するので、ケーブルに直接接触する必要がない。受信した通話内容は盗聴器のテープに記録され、定期的にアメリカ海軍の原潜がそれを回収する方法が採られた。この作戦は多大な成果を収め、アメリカ軍が持つ最高レベルの情報源と位置づけられたが、元NSA職員のロナルド・ペルトンが金銭目的で作戦の存在をソ連側に知らせたため、ソ連が海底から盗聴器を発見・揚収した事から、作戦中止に追い込まれた。この時、揚収された盗聴装置は、現在モスクワ市内で展示されている。 尚、バレンツ海で展開されていた同様の作戦は、その後も継続して実施されたと言われる。

このような特殊任務用に以下の艦が改修を受けている。

関連項目




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「アイヴィー・ベル」の関連用語

アイヴィー・ベルのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



アイヴィー・ベルのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのアイヴィー・ベル (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS