アイレリーフ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/09/07 09:31 UTC 版)
アイレリーフ(英:eye relief、瞳距離)とは、最も眼に近いレンズ面の頂点から射出瞳までの距離である。瞳径が同一の接眼レンズを覗くとき、アイレリーフが長いものほどレンズからより離れた位置で視界全体を見渡すことができる。また射出瞳の位置はアイポイント(英:eye point)とも呼ばれ、アイレリーフが長い場合をハイアイポイントという。乱視がある場合には眼鏡をかけたまま望遠鏡をのぞくことになるが、このときはアイレリーフが15mm程度以上ないと視野の外周部が目に入らなくなってしまう。基本的には接眼レンズの焦点距離が短ければ短いほどアイレリーフは短くなる。ただしバローレンズを焦点距離の長い接眼レンズに組み込む(スマイスレンズ)ことで焦点距離が短いにもかかわらずアイレリーフを長くする設計も可能であり、そのような接眼レンズも市販されている。
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