より広汎な変化の一部として起きた変化の例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/26 04:13 UTC 版)
「唇音退化」の記事における「より広汎な変化の一部として起きた変化の例」の解説
かつてのインド・ヨーロッパ語では、次の例のように数段階にわたって両唇破裂音から唇歯摩擦音への変化が起こったと見られている。 印欧祖語 *bhrater > ラテン語 frater(兄弟;英語では brother) 印欧祖語 *ph2ter > 英語 father(父;ラテン語では pater):グリムの法則 英語 sleep:ドイツ語 schlafen(眠る):高地ゲルマン語の第二次子音推移 ただし、これらの変化は唇音だけでない、他の多くの破裂音にも起きた全系的な変化の中の一部分であり、唇音の部分だけを取り出して「唇音退化」と呼ぶことはあまり行わない。
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