もののまぎれ論の歴史
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/04 08:02 UTC 版)
「もののまぎれ」の記事における「もののまぎれ論の歴史」の解説
源氏物語を理解・説明するための術語・概念として「もののまぎれ」が取り上げられたのは、主として江戸時代と昭和時代の戦前期である。これらはそれぞれ儒学・漢学的立場からの「姦淫の書」・「不義の書」という批判の高まった時期、あるいは万世一系を軸とした天皇制の立場から源氏物語に対する批判が高まった時期であって、「もののまぎれ」はそれらの「源氏物語批判」から源氏物語を擁護するために唱えられたという性格を有しているためだと考えられている。
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