はにぽんシャトル
(はにぽん号もといずみ号 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/10/21 13:45 UTC 版)
はにぽんシャトルは、埼玉県本庄市が運行するコミュニティバスである[1]。定時定路線の「はにぽんシャトル」のほか、デマンド交通の「はにぽん号」[2]も運行されており、併せて記述する。
かつて本庄市では本庄市市内循環バスを運行していたが、本庄市の公共交通政策見直しに伴い、2013年9月30日をもって廃止され、翌10月1日より[3]定時定路線の「はにぽんシャトル」とデマンド型交通の「はにぽん号・もといずみ号[4]」に再編された。2025年3月1日よりデマンド交通の運行エリアが統合され、名称が「はにぽん号」に統一された[5]。
運行事業者
「はにぽんシャトル」は、庄和観光バス株式会社(本庄市山王堂1-1)[6]が2025年4月より運行を受託[7]。2025年3月まで[7]は本庄観光株式会社(本庄市都島155-1)[8]が受託していた。
「はにぽん号」は、朝日自動車株式会社(本庄営業所)[9]および本庄タクシー株式会社[10]が運行を受託[7]。2025年3月まで(はにぽん号・もといずみ号)は、朝日自動車が単独で受託していた[10]。
はにぽんシャトル
「はにぽんシャトル」は、本庄市が運行主体となり[8]、市内の主要駅であるJR高崎線本庄駅と、上越新幹線本庄早稲田駅を定期運行で結ぶ交通サービスである[8][1]。乗車には予約は不要で、平日、土休日とも同一ダイヤで年中無休で運行している[1]。停留所は全8箇所[1]。運賃は均一運賃で、乗車時に乗務員へ降車地を申告する[1]。
車両はワンボックスカーを使用する[8](本庄市では「ワゴン車」と称している[1])。専用車両として、本庄市内の遺跡で発掘された「笑う盾持人物埴輪」を擬人化した本庄市のゆるキャラ「はにぽん」[8]が描かれた白色のワンボックス車両を使用する[1]。専用バス停留所にも「はにぽん」の顔が描かれている[8]。はにぽんシャトルには、系統番号「ほん01」が付与されている[8]。
運賃・乗車券類
- 大人(中学生以上)200円、小人(小学生)100円。未就学児は無料(同伴者が必要)[1]。
- 各種障害者手帳(身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳)の提示により運賃半額となる。障害者手帳アプリ「ミライロID」も利用できる[1]。
- 運賃支払いには現金のほか、専用回数券(はにぽん号と共通)・各種コード決済・クレジットカード・交通系ICカードが利用できる[1]。かつては現金または回数券みで、交通系ICカードは利用できなかった[8]。
- はにぽんシャトル、はにぽん号、朝日自動車の一般路線バスの一部路線の乗り継ぎには、乗継券による割引制度がある。乗車時に乗務員へ申告して乗継券を受け取る[1]。
路線
全停留所を記載。
はにぽん号
「はにぽん号」は、事前の予約に応じて運行されるデマンド型交通である[2]。市内を本庄地域と児玉地域の2エリアに分けて運行する[2]。予約は電話、MONETアプリ、LINEから可能[2](2025年2月末までは電話のみだった[5])。運行は月曜日から土曜日の午前8時から午後6時。日曜・祝日・年末年始(12月29日から1月3日)は運休[2]。
車両ははにぽんシャトル同様のワンボックス型ワゴン車で、本庄地域・児玉地域をそれぞれ2台(計4台)で運行する[2]。
2025年2月末までは「はにぽん号」および「もといずみ号」の名称で4エリアでの運行としていた[5][11]。旧はにぽん号・もといずみ号の運行エリアと車両は以下の通り[11]。
- はにぽん号
- もといずみ号
- 児玉山間 - 車両はトヨタ・ハイエースを使用[11]。
運賃・乗車券類
- 大人(中学生以上)400円、小人(小学生)200円、未就学児は無料[2]。2025年3月1日改定[5]。改定前は300円/150円だった[5]。
- 運賃支払いには現金のほか、専用回数券(はにぽんシャトルと共通)・各種コード決済・クレジットカード・交通系ICカードが利用できる[2]。後3者は2025年4月より利用可能になった[5]。
- 障害者割引、乗継割引については「はにぽんシャトル」と共通[2]。本庄地域・児玉地域間を共通停留所を介してはにぽん号同士で乗り継ぐ場合は、その都度運賃がかかる[2]。かつてはデマンド交通同士の乗継でも割引があったが、2025年3月1日改定で廃止された[5]。
脚注
- ^ a b c d e f g h i j k l “はにぽんシャトル 利用案内”. 本庄市 (2025年4月1日). 2025年10月21日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j “はにぽん号(停留所間を予約を受けて運行)”. 本庄市 (2025年9月4日). 2025年10月21日閲覧。
- ^ “広報ほんじょう No.89 2013年6月号”. 本庄市. pp. 2-3. 2025年10月21日閲覧。
- ^ はにぽん号・もといずみ号 本庄市
- ^ a b c d e f g “広報ほんじょう 2025年2月号 No.229”. 本庄市. pp. 4-7. 2025年10月21日閲覧。
- ^ “今日も安全運転でいってらっしゃい♪”. 庄和観光バス株式会社. 2025年10月21日閲覧。
- ^ a b c 「会議録」『令和6年度第1回本庄市交通政策協議会運賃協議分科会』議事録、2024年11月1日(日本語)。
- ^ a b c d e f g h 『関東エリア一都六県 コミュニティバス図鑑』pp.72-73、スタジオタッククリエイティブ、2018年4月10日。ISBN 978-4-88393-803-2
- ^ “コミュニティバス”. 朝日自動車株式会社. 2025年10月21日閲覧。
- ^ a b “埼玉県本庄市で運行するデマンド型バス「はにぽん号」に、オンデマンド配車システムを提供”. MONET Technologies株式会社 (2025年2月28日). 2025年10月21日閲覧。
- ^ a b c d e はにぽん号・もといずみ号 利用案内 (PDF) 本庄市
参考文献
- 『関東エリア一都六県 コミュニティバス図鑑』pp.72-73、スタジオタッククリエイティブ、2018年4月10日。ISBN 978-4-88393-803-2
関連項目
- 本庄市
- 朝日自動車本庄営業所 - はにぽん号・旧もといずみ号受託の他、市が一般路線バスとの乗継割引制度を設けている。
- 日本のコミュニティバス一覧#埼玉県
外部リンク
- 公共交通 - 本庄市
はにぽん号・もといずみ号
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「はにぽんシャトル」の記事における「はにぽん号・もといずみ号」の解説
「はにぽん号・もといずみ号」は、事前の電話予約に応じて運行されるデマンド型交通である。運行地域と車両は以下のとおり。 はにぽん号本庄北 - 車両はトヨタ・ハイエース(9人乗り)を使用。 本庄南 - 車両はセダン型タクシー(4人乗り)を使用。 児玉市街地 - 車両はセダン型タクシーを使用。 もといずみ号児玉山間 - 車両はトヨタ・ハイエースを使用。
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