につぽんぢうがいつしよになる
- 日本中が一所になる。性交快絶の形容語。日本国が一所になる。上田秋成著「世間妾形気」巻之三に「大阪の堂島の米市こそ千里一跳の大商、六十余州の大小名の身代を受けこみて日本国が一所へよるとはよい事する時のやうな詞」とあり。六樹園飯盛の狂歌に「出雲なる神といのりて逢ふ夜半は日本国が一つにぞ寄る」とあり。秋農屋氏嘗て春画の賛を望まれしかば「若し気に息はつくとも日本がひとつ処によるのたのしみ」と記せり。「仮枕浮名仇浪」に「ほんに淫書(わらひぼん)のことば書に日本中が一所になると書いてあつたが今日のよさは唐印度はらんだあめりかが煮こごりになつたようだよ」とあり。「浮橋は日本国を寄せはじめ」「逆鉾の先へ日本が寄る如し」「日本が集ると伊弉冊が云ひ初め」「日本が一所になつて絵図がめちや」「四百余州が寄りますと貴妃喜悦」。
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