ジョイント・アンド・セベラル
【英】: joint and several
“ジョイント”は、統合して、結合して、不分割で、という意味で、権益または債務において 2 人もしくはそれ以上の当事者により、あるいはこれに対して統合してなされる行為ないしはその結果を意味する。 すなわち、2 人以上の債権者または債務者が個別にではなく一体となって各自を拘束し、したがって彼らのすべてを統合して対象とする訴訟に対してのみ訴追される。ジョイント・アンド・セベラルは「統合体として、しかも成員個別の」という複合的意味を持っており、ジョイントまたはセベラルのそれぞれの場合と異なっている。例えば、「ジョイント・アンド・セベラル債務」(joint and several liability)の場合は、同一債務の債務者が共同で持ち、履行を義務付けられるとともに、各債務者も個別にその債務のすべての履行の義務を負う。したがって債権者は、債務者全員に対しても債務者の一人に対しても、その選択(option)によって債務の履行を迫ることができる。この場合、債務者の一人が債務を履行すれば、他の債務者の債務も消滅する。この点はわが国の「連帯保証」と同様であるが、連帯保証の場合はあくまでも主たる債務者があって、それを補強する形である点でジョイント・アンド・セベラル債務と異なっている。 |

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