この巻が存在したとされる根拠
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/23 14:22 UTC 版)
「輝く日の宮」の記事における「この巻が存在したとされる根拠」の解説
この巻が存在したとされる根拠には、次のように文献学上の理由と構想上の理由とがある。 文献学上の理由 古い時期のいくつかの文献にこの巻の巻名があげられていること。たとえば藤原定家が「奥入」において「桐壺」の次にこの巻名を記した後、「この巻もとより無し」と記している。この他に明確な巻名はあげていなくても『無名草子』のように「源氏物語は60巻ある」と現存している巻数より多い数字をあげている文献もいくつか存在していること。 構想上の理由 現行の本文では、後のストーリーの展開に深く関わる重要な場面であるにもかかわらず描かれていないものが存在し、これらの内容があるとするといずれも位置的には「桐壺」と「帚木」の間にあるのが自然であると考えられること。
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