きのしたがく
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きのした がく(本名:木下 岳、1977年 - 、男性)は、日本の映像作家、アニメーター。
アニメーション制作スタジオSepia Works代表。東京都生まれ[1]。ミュージックビデオ、企業プロモーション映像、テレビCM、子供用教育映像などのアニメーションを制作している[1]。
来歴・人物
1997年にイギリスに渡り[2]、2002年にロンドンの芸術学校であるセントラル・セント・マーチンズ にて学士、2004年にロイヤル・カレッジ・オブ・アートにて修士を取得。卒業後にロンドンの大手アニメーション制作会社パッション・ピクチャーズに所属し、テレビCMやキャラクターデザインなどを制作。2008年に日本へ帰国してからは、アニメーション作家として活動。2020年にSepiaWorksを設立した。2Dと3DCGを融合させ、手描きスタイルの柔らかい絵柄が特徴[1]。
主な作品
オリジナルアニメーション
- 夢泥棒(2003年)
- あなたの花が咲くために(2004年)
- 青の向こうに(2005年)
- 黒ひつじ(2006年)
- セピア色のとけい(2010年)
- 春夏秋冬東京動画絵巻(2010年)
- はしれ!こいぬちゃん(2020年)
- 「負けたらケライ!」だぞ(2024年)
テレビアニメ
- 2013年
-
- NHK Eテレ『がんばれ! ルルロロ TINY★TWIN★BEARS』第4話(演出)
- 2022年
-
- NHK Eテレ『宇宙なんちゃら こてつくん』エンディングアニメーション(2Dパート原画・動画・3DCG)、第54話、第58話(演出)
- 2025年
-
- 日本テレビ『アニメ すみっコぐらし ここがおちつくんです』(監督・演出)[3]
劇場アニメ
- 2010年
-
- くまのがっこう 〜ジャッキーとケイティ〜(2Dアニメーション)
Webアニメ
- Yahoo! JAPAN『はらぺこかいじゅう - クイシンボーヤ』(2011年)(アニメーション)
- Yahoo! JAPAN『Full Life Project』(2014年)(アニメーション)
- 三幸製菓『粒より小餅』「Web用CM」(2020年)(アニメーション)[4]
ミュージックビデオ
- 2012年
-
- カミナリグモ『王様のミサイル』
- 2013年
-
- Aimer『今日から思い出』
- Aimer『眠りの森』
- Aimer『ポラリス』
- 2014年
-
- 17 September『絆』[5]
- Aimer『MINE』
- 2015年
-
- Aimer『君を待つ』
- 2016年
-
- Aimer『everlasting snow』
- 2018年
-
- Aimer『思い出は奇麗で』
- 中嶋ユキノ『お・ふくろうママの歌』
- 2020年
-
- 17 September『sakuraと星とヒトリの夜』
- 2021年
-
- Wish me mell × 倉木麻衣『ひとりじゃない』[6]
- ◆は、5分間1曲枠の楽曲(ロングのうた)。
- 1.天まで飛ばそ / 七尾旅人(2018年2月・3月放送)
- 2.花さかニャンコ / 谷山浩子(2019年4月・5月放送)
- 3.ポプラの伝言 / 林部智史、ひばり児童合唱団(2023年2月・3月放送)
企業プロモーション映像
- 七福タオル『TOWEL STORY(父と娘編)』(2011年)(アニメーション)[7]
- 七福タオル『TOWEL STORY(泣き虫ナオト編)』(2012年)(アニメーション)[7]
- 七福タオル『TOWEL STORY(初恋編)』(2012年)(アニメーション)[7]
- 損保ジャパンCHINA『企業認知映像』(2013年)(アニメーション)[8]
- 七福タオル『TOWEL STORY(追憶編)』(2013年)(アニメーション)[7]
- よつ葉乳業『イメージビデオ』第一話「酪農家の牛乳」(2015年)(アニメーション)
- よつ葉乳業『イメージビデオ』第二話「牧場と子供」(2015年)(アニメーション)
- とびうめネット『紹介アニメーション』「少女篇」(2015年)(アニメーション)
- とびうめネット『紹介アニメーション』「高齢者篇」(2015年)(アニメーション)
- よつ葉乳業『イメージビデオ』第三話「母親の愛情」(2015年)(アニメーション)
- リクルート『Kidsly紹介動画』(2018年)(アニメーション)
- 明治安田生命『ジャグとニット帽』(2018年)(アニメーション)
- 元気グループ『介護領域 ビジョンムービー』(2021年)(アニメーション)
- アッヴィ合同会社『壊疽性膿皮症(えそせいのうひしょう)啓発アニメ「適切な診断に出会うまで」』(2022年)(アニメーション)
- DHC『ブランディング映像「30代編「明日も、守りたいものがある」、「40代編「明日も、やりたいことがある」、「50代編「明日も、会いたい人がいる」』(2023年)(アニメーション)[9]
- フロンティア『ブランドイメージアニメ』(2024年)(アニメーション)
テレビCM
- 北陸カワラ(2019年)(アニメーション)
その他
- NHK総合『星新一ショートショート』#20「ネコ」(2008年)(監督)
- 歌謡ポップスチャンネル「ステーションID」(2008年)(アニメーション)
- SMAP×SMAP「ブリッジ映像」(2011年)(アニメーション)
- ベネッセ『こどもちゃれんじ』「ENGLISH SOUNDS」(2011年 - 2012年)(アニメーション)
- BS-TBS『水曜デラックス』「オープニングタイトル」(2012年)(アニメーション)
- NHK Eテレ『おはなしのくにクラシック』第18回「短歌」(2013年)(アニメーション)[11]
- NHK Eテレ『シャキーン!』「漢字ノート」(2013年)(アニメーション)
- NHK Eテレ『シャキーン!』「ジャストポイント」(2014年)(アニメーション)
- NHK Eテレ『ムジカ・ピッコリーノ』「かえるのうた」(2014年)(アニメーション)
- 新千歳空港国際アニメーション映画祭『オープニングムービー2014』(2014年)(アニメーション)
- ベネッセ 『こどもちゃれんじ ほっぷ English』「きのこ」(2016年)(アニメーション)
- NHK総合『ロスト北斎 The Lost Hokusai』(2016年)(番組内アニメーション)
- 東京書籍『平家物語 那須与一』(2020年)(アニメーション)
- NHK Eテレ『100分de名著』「黒い皮膚・白い仮面」(2020年)(番組内アニメーション)
- NHKワールド JAPAN『Reading Japan』「5分間の人生相談」、「虫の居場所」(2021年)(番組内アニメーション・イラスト)[12]
- サンユレック『SDGsキャラ サンユレくん&企業ロゴ』(2024年)(キャラクターデザイン・ロゴデザイン)
- にじさんじ『小清水透 3Dお披露目イベント』(2024年)(アニメーション)[13]
- 積水ハウス『僕は知らなかった』(2024年)(青い鳥のイラスト)
- 金山町『100周年記念アニメーション』(2024年)(アニメーション)[14]
脚注
出典
- ^ a b c “SepiaWorks ABOUT”. sepiaworks.jp. 2025年8月31日閲覧。
- ^ “人気アニメ―ション作家きのしたがく氏を起用「人と人とをつなぐ牛乳」をコンセプトにオリジナルアニメーション「Milk Story」を公開”. プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES (2015年7月17日). 2025年9月3日閲覧。
- ^ “TVアニメ「すみっコぐらし ここがおちつくんです」公式サイト” (2025年4月4日). 2025年3月27日閲覧。
- ^ 制作協力:ウィークス
- ^ 制作協力:ドリームチェイサー
- ^ 制作協力:ファンワークス
- ^ a b c d 制作協力:ADK、ROBOT
- ^ 制作協力:ギークピクチュアズ
- ^ 制作協力:たきコーポレーション
- ^ a b 制作協力:リアクター
- ^ 制作協力:ILCA
- ^ 制作協力:DIRECTIONS
- ^ 制作協力:プルークス
- ^ 制作協力:G-angle
外部リンク
- きのしたがくのページへのリンク