アルプス造山運動
【英】: alpine orogeny
中生代、特にジュラ紀初めから新生代前期までの時代に、汎{はん}世界的に起こった造山運動および地塊運動などをいう。主な地域は、地中海地域~ヒマラヤ・ビルマと環太平洋地域。模式地のアルプス山脈では、地向斜型の厚い堆積物{たいせきぶつ}、褶曲{しゅうきょく}と押しかぶせ(デッケ、nappe)、広域変成作用、隆起時のモラッセの堆積などを特徴としている。アジア東部(燕山運動)や北米西部(ネバダ・ララミー変動)では、中生代の変動様式が新生代の運動(特に島弧の形成)と明瞭{めいりょう}に区分される。 |

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