『呉書』について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/24 14:38 UTC 版)
韋昭たちが執筆した『呉書』は、陳寿の書いた『三国志』の参考資料の一つとして挙げられるのみならず、『三国志』の 呉志 の部分は、韋昭らの『呉書』に基づき、それを編集したものであろうと推測される。ただ、『呉書』は編纂者たちの相次ぐ処刑や呉の滅亡などもあって完成しなかったようで、陳寿の『三国志』呉志 において列伝の一部がぶつ切れていることや、重要人物の列伝が立てられていないのもこのためだと思われる。呉の初代丞相だった孫邵の列伝が存在しないのは、韋昭が孫邵に敵対する派閥の流れであったため、筆を曲げたからだという説もある。
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