「晩祷」との語義の違い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/25 21:29 UTC 版)
日本ではラフマニノフによる徹夜祷作曲作品を呼称する際にもみられるように、一般に徹夜祷のことを晩祷と呼ぶことがある。これは誤りではない。晩祷は晩の奉神礼の総称であり、徹夜祷も含まれる。「晩祷」の語は徹夜祷より広義のものと言える。 より精確さを期すのであれば「徹夜祷」の呼称を用いるべきだが、正教会の晩の祈りは徹夜祷だけではないので、判別が難しい場合には「晩祷」の語を用いるのが無難である。 正教会において、降誕祭(クリスマス)の前晩(クリスマス・イヴ)に行われるのは狭義の徹夜祷ではなく、「晩堂大課・早課・一時課」の組み合わせの晩祷である。
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