「推理小説についての覚え書」(1949年執筆)
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「レイモンド・チャンドラー」の記事における「「推理小説についての覚え書」(1949年執筆)」の解説
チャンドラーは1949年に10のブロックから成る「推理小説についての覚え書」を書いている。各ブロックの書き出しのみを以下に示す。 推理小説は事件発生の状況についても、事件の解決についても、信じうべき裏づけがなければならない。 推理小説は殺人と捜査解決の方法が常識的でなければならない。 人物、舞台、環境は現実的でなければならない。 推理小説は謎の要素からはなれてもストーリーがしっかりしたものでなければならない。 推理小説はその機会が来たときにたやすく説明できるようなわかりやすい構成を持っていなければならない。 推理小説は論理的に頭が働く知的な読者を対象から除かなければならない。 謎がいったん解決されたなら、当然そうなるべきであったと思われなければならない。 推理小説はすべてのことを一度になそうと試みてはならない。 推理小説は犯罪者をなんらかの方法で罰しなければならない。 推理小説は読者に対して論理的に正直でなければならない。
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