「善・悪を見分ける知識」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/04 00:17 UTC 版)
「ラケス (対話篇)」の記事における「「善・悪を見分ける知識」」の解説
29. ソクラテスは、それではニキアスは「勇気」の3分の1(未来についてのみ)述べたに過ぎず、また、先の議論に従えば、過去・現在・未来も含む「善・悪を見分ける知識」が「勇気」ということになると指摘。ニキアスも同意する。ソクラテスは、そうなると、それはもはや「徳そのもの」とも言えるものであり、「勇気」を「徳の一部分」とした先の合意(上記16)と矛盾することになり、今回の「勇気」の探求も失敗したことになると指摘。ニキアスも認める。ラケスは、ニキアスを皮肉交じりに嘲笑する。
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