「インペラトル」の個人名(プラエノーメン)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 08:46 UTC 版)
「ローマ皇帝」の記事における「「インペラトル」の個人名(プラエノーメン)」の解説
もとはインペリウム(命令権)を持つ者を意味し、後には戦争に勝利した司令官に向かって呼びかける敬称として用いられた語。オクタウィアヌスは紀元前43年以降たびたびインペラトルの称号を帯び、紀元前29年には元老院より許可を得て「インペラトル」を個人名の一部とした。オクタウィアヌスの後継者たちは当初はインペラトルとは名乗らなかったが、ウェスパシアヌスがインペラトルを名乗って以降にはインペラトルもローマ皇帝が名乗る個人名の一つとして定着した。英語のエンペラー(emperor)の語源とされる。
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