〈火馬の民〉の風習と〈キンマの犬〉
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 15:48 UTC 版)
「鹿の王」の記事における「〈火馬の民〉の風習と〈キンマの犬〉」の解説
山犬と黒狼をつがわせ、半仔である〈キンマの犬〉が生まれた。〈火馬の民〉は火馬や羊が病んで死んだとき、塚に埋めてその肉を掘り出して母犬に食べさせる(獣の体内に生じた抗体や病素を接種させ、強い子犬を産ませるため)。火馬は黒狼熱への免疫を持っており、その肉を食べた母犬から産まれた子犬もまた免疫を持っている。毒麦を食べても死ななかった火馬や羊が他の病で死んだときも同様に母犬に食べさせ、このときに生まれた子犬は黒狼熱と免疫、毒麦の毒と免疫の両方を得た。また、この子犬は賢く育ちが早く、新しい〈キンマの犬〉となった。
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