SDガンダムフルカラー劇場 今までの登場舞台とイベント

SDガンダムフルカラー劇場

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/09 14:59 UTC 版)

今までの登場舞台とイベント

シナリオ

逆襲のシャア編
キュベレイがねおじおんの実権を通りすがりのシャアに譲ったことに端を発する。映画『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』の内容を、本作の世界観に変換しつつ大筋では忠実に描いている。
シャアが「この漫画で隕石を落としたくらいでは人は死なない」と言ったことや、ガンタンクの一撃でねおじおんがあっさり壊滅することで緊迫感が台無しになりかけたが、ガンダムとシャアの魂が三途の川まで行ってしまうなど、それなりにシリアスな展開。
戦隊ヒーロー
倍増スペシャルでガンダムが企画したシナリオ。しかしガンダムが集めたメンバーをやる気にさせようとしてかけた催眠術に自分だけかかって眠ってしまい、その夢の内容が展開された(要は夢オチ)。
途中からガンダム編とシャア編に話が二分割されるが、ページ中で上下に二分されて掲載されるストーリーの中で、平気で(ページ中の)上下を行き来して他のストーリーに入り込むという、メタフィクション的な展開になった。
RPG
ガンダム達をRPGのキャラクターに見立てたもの。ガンダムやシャアに夢オチ扱いされるが、実はガンダムが遊んでいるゲームの内容だった(最初は「FCクエスト」という名前だったが、途中から「SDガンダムフルカラーRPG」に名前が変わっている)。ガンダムいわく「すごいビミョーなゲーム」。ストーリーが数本にまたがって展開されている。攻略本も出ているが、あからさまに頼りすぎるとゲームキャラから制裁を喰らう。
無駄にやり込み精神が強いガンダムは、棒切れとまな板の盾という最弱の初期装備でクリアしたがっていたが途中で両方とも壊れてしまい、以降は文句を言いつつも普通の武器を使用している。またそのやり込み精神によって、ラスボス戦の時点でクリア推奨レベル50を遥かに上回る90以上までレベルを上げていた。
ゲーム内での通貨の単位である「G」は「ガンダム」の略らしく、それを聞いたアレックスは絶句してしまった。
このゲームの一本目の内容(第1話)が掲載された7巻では最後の話だけが入らずに8巻に入ってしまい、更にそのことに関して7巻カバー裏のオマケ漫画でガンダムが「一年待つほどの話でもない」と暴言を吐いていた。
最終章では、エクシアが放つ電波等が交じり合うことでガンダムやシャア達がゲームの世界に飛ばされてしまう。魔王シャアを倒すことで元の世界に戻れたが、ガンダム達はその間のことをほとんど覚えていない。
RPGリターンズ編
第11巻におまけとして掲載された上記RPG編の続編。ガンダム曰く『ケータイ版』らしい(単行本は携帯しやすいことから)。
魔王シャアを倒して平和が訪れたはずの世界に再び迫る危機に、勇者ガンダムたちが立ち向かうという物語のはずなのだが新たに魔王になったギャンの人望が皆無に近かったために魔物はあまり襲ってこない。その上続き物RPGのお約束でガンダムたちのLvは1、所持金や持ち物はゼロになってしまっていたため、経験値稼ぎや資金稼ぎに苦心することになった。
今回もガンダムはやり込み要素を重視し、初期装備は洗濯板と麺棒を選択。周囲のツッコミを『洗濯板は攻撃にも使えるし、洗濯もできるから』と論破するが麺棒の利用価値については絶句していた。今回は最後までこの装備のまま戦い抜いている。
前作の登場人物も多数登場し彼らの後日談が語られる。ゼータとダブルゼータが同じ『ゼータ一族』であることも明らかになり、二人の間でしか通じないテレパシー能力を披露する。
ギャンの(間の抜けた)ずるがしこさは健在で、勇者ガンダムを犯罪者として指名手配することで捕らえようとするが、『自称』ガンダムの勇者見習いエクシアが無理やり詰め掛けてきたことでその目論見はあっさり頓挫。しかたなくエクシアを洗脳しようとするも『粒子返し』によって無効化され、最終的にはエクシアとギャンの死闘で魔王の城が崩壊、勇者一行が何もしないうちに平和は守られた。
このオチに対しガンダムは激怒し、さらにシャアの『おまけなんてこんなものだろう』という発言にもキレていた。
SDガンダムフォース編
読み切りとして連載されたもの。ネオトピアでキャプテンガンダムやS.D.G.のメンバー、ダークアクシズがボケとツッコミを巻き起こす。※単行本未収録(ボンボン本誌付録の小冊子に連載された模様)
ブオーがいく!!
SD頑駄無 武者○伝の登場キャラであるブオーをメインに据えた番外編。単行本5巻に収録されている。

地域

コロニー
漫画の主な舞台(逆に地球がメインになったことは連載初期くらいである)。
がたくさん積もったり、台風が吹いたりと結構地球に近い環境である。天候操作の費用の出所は不明。
キャンプなどに用いられる山岳コロニー『やまびこ』、海水浴などに用いられる海洋コロニー『しおさい』など様々な環境のものが存在し、用途に応じて使い分けられている。
第11巻でのデュナメスの発言より、やまびこにはデュナメスとジャスティスが作った『ハロ巻牧場』があることが明らかになっている。
三途の川
この世とあの世の境界にある川。
上記の「逆襲のシャア編」で死にかけたガンダムとシャアがここにたどり着いたが、ララァの導きによってこの世に戻って来られた(途中で二人が勝手に寄り道したため、魂だけの状態のまま過去の世界に紛れ込んでしまうというハプニングが発生)。シャイニングガンダムも修行中に重傷を負い、たどり着いたことがあるが、こちらはマスターガンダムがお客様センターで呼び出しをかけたために無事生還している。
学校
ガンダムとシャアが、文化祭だけのために二人だけ(?)で造りあげた建造物。即席のため2階までしかないが、一通りの設備(屋上、体育館、校庭、プール)は揃っている。
文化祭以降しばらく使い道がなかったが、マークIIの提案で第7回運動会の会場として利用された。

イベント

運動会
ほぼ毎年秋に行われる年中行事(2004年は代わりに下記の文化祭が開催された。第7回(2005年)は春に開催)。しかし、様々な理由により大抵まともに終わらない。
その中でも最後まで終えることができたのは第6回大会(ゲイツが陰謀を仕掛けていたが)と第7回大会(男女対抗戦)のみである。第4回大会も競技自体は1つだけだったが結果はともかくとして一応終了している。
第8回大会(犬運動会)は例年と趣旨が異なり、単に動物と一緒に運動して楽しむ内容だった。
勝利したチームに賞品が配られることがある。第2回大会はノートと鉛筆が、第3回大会はそれらと紅白まんじゅうも、第4回大会はさらに中止になった第3回の分の紅白まんじゅうも賞品となった。
文化祭
6年連続で運動会をやって飽きたガンダムとシャアが即席の学校を建てて主催した。
途中で女性モビルスーツの大半が姿を消す事件が起きたが、アレックスとララァがミスコンを開催するという提案を出し、無事終了した。
キャンプ
ストライクガンダムの歓迎会も兼ねて、キャンプコロニー「やまびこ」で行われた。偶然同じ場所でキャンプをしていたざふとの面々が合流したり、ストライク・イージス・デュエルがいつの間にかパワーアップしていたり、ステイメンのハロがラクスのハロと入れ替わっていたりといろんなことが起こったがこちらも無事に終了した。
人気投票
ボンボン誌上で不定期に行われる。第1回の結果は漫画に1ページしか掲載されていないが、第2回以降は1話分を全部使って結果発表が行われる。
大掃除
2009年9月の『テレまんがヒーローズ』に掲載されたフルカラー劇場TM、ひいてはフルカラー劇場全体の実質的な最終回(第11巻のおまけを除く)で行われたホワイトベースの大掃除。えぅーごからそれ・びーまでこれまでの居候たちが総登場し、にぎやかなものとなった。きれいになったホワイトベースを前に、今度はどんな居候がやってくるのか期待しながら歩き出すガンダムたちのカットで本編は終わる…かと思いきや次ページには『RPGリターンズ編』をほのめかす勇者姿のガンダムによる予告が行われた(『テレまんがヒーローズ』掲載版ではその次のページで第11巻発売告知がなされ、第11巻掲載版ではその次のページからRPGリターンズ編が始まる)。

  1. ^ 一部書下ろしもあるが、KADOKAWA小学館で展開されている『ガンダム』作品のキャラクター(『機動戦士ガンダムUC』『機動戦士ガンダムAGE』『機動戦士ガンダム サンダーボルト』など)は登場しない。
  2. ^ 本来SEED系作品ではガンダムが存在しない(詳しくはガンダムSEEDの概要にて)のだが、ラインナップ名に入っているためガンダムと呼ばれている。
  3. ^ 話本編に出なくても、表紙にのみ登場した人間キャラ(主に夏に多い水着を着た女性キャラ)も数名いる。
  4. ^ 原作においてパイロットが同じモビルスーツ・モビルアーマーは一部を除いて「同一キャラの変身」という扱いにして、キャラ数が増えすぎないようにしている(その代表例がガンダムとシャア)。原作で後継機に当たるが、パイロットの異なるキャラクターは兄弟・親戚として登場しているケースが多い(例として特に後継機が多いΖガンダム)。また、原作でのパイロット同士の人間関係がモビルスーツやモビルアーマーのキャラ設定に反映されていることも多いが、性格などは原作の設定を大きく逸脱することも珍しくない。
  5. ^ ただし、この設定は逆襲のシャア編からの設定のため、それ以前の設定と矛盾が生じることがある。


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