Control-Alt-Delete
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/06 08:36 UTC 版)
Linux
Linuxでは、キーボードストローク・コンビネーションはカーネルのキーボードデバイスドライバによって認識される。特に指示されていない場合(たいていはシステム初期化中の間)、カーネルはソフトリブートを開始する。より一般的には、カーネルは init プロセスにシグナルを送り、スクリプトを実行したり、「現在のセッションを終了します」と表示したりする。
多くのLinuxディストリビューションでは、init はシグナルを受けてランレベルを切り替えて、ソフトリブート実行する。なお、Linuxのシステムではキーボードストローク・コンビネーションを無視することもできる。設定は、たいてい inittab(5)設定ファイルのcaというキーワード下にある。
Mac OS
Mac OS XやClassic Mac OSで Control-⎇ Alt-Delete に対応するキーの組合せは、⌘ Command-⌥ Opt-Esc (コマンドキーとオプションキーを押しながらEscキー)である。これらを押すと強制終了ウィンドウが表示される。Macのノート型パソコンは、キーボード電源ボタンをサポートし、⌘ Command-Control-Power を押すと、システムをハードリブートする。macOSでは、Control-⌥ Option-Eject になっている。macOSでControl-Ejectの組合せは、ログアウト、スリープ、再起動、終了の選択をする画面になる。1980年代のアップルのマイコン(Apple IIやApple III)では、Control-Open-Apple Reset の組合せでソフトブートが始まる。
Control-Alt-Deleteと大衆文化
コンピュータが普及したことで、Control-Alt-Delete は隠語としても使われるようになった。Control-Alt-Delete は、英語で dump(…を投げ捨てる)とか do away with(…を廃止する)という意味を持つ[5]。
- ^ David Bradley - Ctrl Alt Del - YouTube
- ^ ビル・ゲイツ氏、「Ctrl+Alt+Del」は失敗だったと認める(2013年09月27日 11時29分 UPDATE) - ITmedia NEWS
- ^ ビル・ゲイツ氏、「Ctrl+Alt+Deleteは失敗だった」(2013.09.27 ) - CNN.co.jp
- ^ Osterman, Larry (2005年1月24日). “Why is Control-Alt-Delete the secure attention sequence (SAS)?”. Larry Osterman's WebLog. MSDN Blogs. 2007年3月15日閲覧。
- ^ Wordspy はこの用法の最初期の例として Chris Miksanek による Computerworld 誌の1995年12月18日付のコラム "Ctrl-Alt-Delete those holiday trinkets." を引用している
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