電気ドリル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/12 04:45 UTC 版)
電気ドリルとは、穴あけが主目的の電動工具である。モーターと減速機・ドリルチャックからなり、JISC9605では「携帯電気ドリル」(英文:Portable Electric Drills)となっている。名称は、動力の「電気」と穴あけ工具の「ドリル」を合成した俗称が正式名になったもの。機能的には「ボール盤」を携帯化したものである。現在では、機械本体も絶縁体で構成された二重絶縁の機種が主流である。携帯用電動工具としては一番普及しているものであり、電動ドリル又は単に 電ドリ、電ドル、ドリルとも呼ばれる。世界最初の電気ドリルは、アーサージェームスアーノット(Arthur James Arnot)[1]とウィリアムブランチブレイン(William Blanch Brain)[2]が1889年にオーストラリア・メルボルンで発明している。携帯式電気ドリルは、1895年にFein(ファイン)のヴィルヘルムファイン(Wilhelm Fein)[3]がドイツ・シュトゥットガルトで発明。
- ^ AUSTRALIAN DICTIONARY OF BIOGRAPHY
AUSTRALIAN SCIENCE - ^ Arthur_James_Arnot
- ^ C. & E. FEIN GMBH歴史
- ^ US patent 1245860 Black & Decker "Electrically driven tool",登録1917.11.06
- ^ WIRED MAGAZINE
- ^ About Black & Decker
- ^ 東芝電動工具の歴史
- ^ 株式会社芝浦製作所 国立国会図書館所蔵写真
- ^ 宮崎務『工具&ガレージライフ Vol.2』 p44&p45、2012年2月1日発行、笠倉出版社
- ^ ミルウォーキー(Milwaukee)ホームページ
- ^ a b ボッシュ電動工具の歴史
- ^ ミルウォーキーの歴史
- ^ いこ屋店主の材料ノート
- ^ KPT君の豆知識
- ^ 『TOOLS NOW道具大全』 1997年8月30日発行 60&61頁。美術出版社
- ^ 『TOOLS NOW道具大全』1997年8月30日発行 56頁。美術出版社
- ^ 電気製品認証協議会Sマークの意味
- ^ “電気用品安全法施行規則”. e-Gov. 2019年12月29日閲覧。
電気ドリルと同じ種類の言葉
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