録音録画再生機器のボタン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/08 01:06 UTC 版)
制御ボタン
再生ボタン
主に再生に使用するボタンである[6]。通常右向きの三角が刻印されていることが多い。上向きに挿入するカセットテープの再生機器では左向きの三角が用いられる。カセットテープの再生機器で裏面(A面を表の場合はB面)を再生する場合は左向きの三角を押すことで区別する機器もある。逆再生を行えるプレイヤーの場合も左向きの三角が使用される。英語で「Play」と記載されていることもある。
記号 | Unicode | JIS X 0213 | 文字参照 | 名称 |
---|---|---|---|---|
⏴ | U+23F4 |
- |
⏴ ⏴ |
BLACK MEDIUM LEFT-POINTING TRIANGLE |
⏵ | U+23F5 |
- |
⏵ ⏵ |
BLACK MEDIUM RIGHT-POINTING TRIANGLE |
▶ | U+25B6 |
- |
▶ ▶ |
BLACK RIGHT-POINTING TRIANGLE |
◀ | U+25C0 |
- |
◀ ◀ |
BLACK LEFT-POINTING TRIANGLE |
一時停止ボタン
主に一時停止(ごく短時間の間再生を停止する)に使用するボタンである[6]。縦長の長方形を横に並べた記号を刻印していることが多い。再生中にこのボタンを押すと一時停止し、再度再生するとその一時停止した続きから再生される。機器によっては再生ボタンで続きを再生する。録音、録画ボタンの場合は一時停止ボタンを押した場合はそこで停止し、再度押したときにその続きを録音、録画する。英語で「Pause」と記載されていることもある。
記号 | Unicode | JIS X 0213 | 文字参照 | 名称 |
---|---|---|---|---|
⏸ | U+23F8 |
- |
⏸ ⏸ |
DOUBLE VERTICAL BAR |
再生一時停止ボタン
停止中および一時停止中におすと再生、再生中に押すと一時停止するボタンである。左側に右三角、右側に縦長の長方形を横に並べた記号を刻印していることが多い。
記号 | Unicode | JIS X 0213 | 文字参照 | 名称 |
---|---|---|---|---|
⏯ | U+23EF |
- |
⏯ ⏯ |
BLACK RIGHT-POINTING TRIANGLE WITH DOUBLE VERTICAL BAR |
停止ボタン
主に停止に使用するボタンである[6]。正方形の記号(四角 (記号))を刻印していることが多い。再生中にこのボタンを押すと停止する。一時停止ボタンと異なり、再度再生した場合は最初から再生になるものも多い。
英語で「Stop」と記載されていることもある。
記号 | Unicode | JIS X 0213 | 文字参照 | 名称 |
---|---|---|---|---|
⏹ | U+23F9 |
- |
⏹ ⏹ |
BLACK SQUARE FOR STOP |
■ | U+25A0 |
1-2-3 |
■ ■ |
黒四角 BLACK SQUARE |
録音ボタン、録画ボタン
主に録音および録画に使用するボタンである[6]。丸印を記載しているボタンである。通常赤で記号が色づけされている。このボタンを押すと録音あるいは録画を開始する。英語で「Record」あるいは「Rec」と記載されていることもある。
記号 | Unicode | JIS X 0213 | 文字参照 | 名称 |
---|---|---|---|---|
⏺ | U+23FA |
- |
⏺ ⏺ |
BLACK CIRCLE FOR RECORD |
● | U+25CF |
1-1-92 |
● ● |
黒丸 BLACK CIRCLE |
早送りボタン
主に早送りに使用するボタンである[6]。右向きの三角を2つ横に並べたボタンが刻印されている。このボタンを押すと早送りする。プレイヤーによっては次の曲やチャプターに飛ぶ。英語で「FF」(Fast Forwardの略)と記載されていることもある。
記号 | Unicode | JIS X 0213 | 文字参照 | 名称 |
---|---|---|---|---|
⏩ | U+23E9 |
- |
⏩ ⏩ |
BLACK RIGHT-POINTING DOUBLE TRIANGLE |
早戻しボタン
主に早戻しに使用するボタンである[6]。左向きの三角を2つ横に並べたボタンが刻印されている。このボタンを押すと早戻しされる。プレイヤーによっては前の曲やチャプターに飛ぶ。従来は「巻き戻し」または「Rewind」、「REW」(巻き戻しの意)と表記されることが一般的だったが、記録メディアが磁気テープから光ディスクに移行していくにつれて「早戻し」という表記に置き換えられた。
記号 | Unicode | JIS X 0213 | 文字参照 | 名称 |
---|---|---|---|---|
⏪ | U+23EA |
- |
⏪ ⏪ |
BLACK LEFT-POINTING DOUBLE TRIANGLE |
次曲、前曲ボタン
主に次の曲や映像、前の曲や映像の先頭に送るボタンである。次曲ボタンの場合は右三角の右に縦長の長方形、前曲ボタンの場合は左三角の左に縦長の長方形が用いられる。右三角2つの右に縦長の長方形と左三角2つの左に縦長の長方形が用いられることもある。頭出しのボタンとして使用されることもある。
記号 | Unicode | JIS X 0213 | 文字参照 | 名称 |
---|---|---|---|---|
⏮ | U+23EE |
- |
⏮ ⏮ |
BLACK LEFT-POINTING DOUBLE TRIANGLE WITH VERTICAL BAR |
⏭ | U+23ED |
- |
⏭ ⏭ |
BLACK RIGHT-POINTING DOUBLE TRIANGLE WITH VERTICAL BAR |
スローボタン
主にゆっくり再生するボタンに使用される。右三角の左に、縦長の長方形か正方形または、三角形に続く台形が用いられる。
- ^ a b 『JISハンドブック(60)図記号』日本規格協会2013、p.13-15
- ^ JEITA標準化センター 廃止された基準の一覧
- ^ AV&IT機器の表示用語及び図記号一覧(JEITA CP-1104B)
- ^ a b c JIS S 0103「消費者用図記号」(日本産業標準調査会、経済産業省)
- ^ JIS Z 8221-3(日本産業標準調査会、経済産業省)
- ^ a b c d e f g JIS S0103,表4 情報通信に関連する図記号
- ^ JIS S0103,表2 電源に関連する図記号
- ^ ISO/IEC/JTC1 Graphical Symbols for Office Equipment
- ^ a b c Lawrence Berkeley National Laboratory (2002年12月). “The Power Control User Interface Standard (consultant report)” (PDF). California Energy Commission. 2007年4月26日閲覧。, Appendix I, p13
- ^ Nordman, Bruce (2005年5月2日). “Power Control Made Easy”. EE Product News. 2007年4月26日閲覧。
- ^ Lawrence Berkeley National Laboratory (2002年12月). “Draft Standard for User Interface Elements in Power Control of Electronic Devices Employed in Office/Consumer Environments (consultant report)” (PDF). California Energy Commission. 2007年4月26日閲覧。
- ^ “Save Energy at Your PC; Energy Scientists Propose Color-Coding Standard for PC Sleep Mode”. American Institute of Physics (2005年6月1日). 2007年4月26日閲覧。
- ^ “Power Management Controls - User Interface Standard - IEEE 1621”. IEEE. 2007年4月26日閲覧。
- ^ “Unicode Chart - Miscellaneous Technical - Range: 2300–23F” (2016年6月22日). 2021年8月8日閲覧。
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