福泉寺 (渋谷区)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/08 01:57 UTC 版)
概要
1212年(建暦2年)、荒井智明の開基である。荒井智明は源頼家の側近近藤是茂の家来であった。頼家が修禅寺で暗殺された後、代々木の地で頼家の菩提を弔っていた。そして霊夢のお告げにより、鶴岡八幡宮から分霊を勧請し、代々木八幡宮を創建した。その別当寺として創建されたのが起源である[3]。
1644年(正保元年)、伝誉が中興するとともに、これまで浄土宗の寺院であったのを、天台宗に転宗した[3]。
幕末期に火災に遭い、続いて明治時代には代々木八幡宮の別当寺の任を解かれたこともあり、寺運衰微し一部堂宇の撤去を余儀なくされている[3]。
境内には、釈迦を象徴する仏足石が置かれている[4]他、1871年に没した剣術家・造幣寮権允の斎藤弥九郎の墓所がある。
交通アクセス
- 代々木八幡駅より徒歩5分。
脚注
参考文献
- 佐藤昇 著『渋谷区史跡散歩 (東京史跡ガイド13)』学生社、1992年
- 「代々木村 福泉寺」『新編武蔵風土記稿』 巻ノ11豊島郡ノ3、内務省地理局、1884年6月。NDLJP:763977/7。
- 斎藤長秋 編「巻之三 天璣之部 代々木八幡宮」『江戸名所図会』 2巻、有朋堂書店〈有朋堂文庫〉、1927年、289,292-294頁。NDLJP:1174144/149。 - 別當福泉寺
関連項目
注釈
出典
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