石灰海綿綱 石灰海綿綱の概要

石灰海綿綱

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/01/25 07:31 UTC 版)

石灰海綿綱
"Calcispongiae" from Ernst Haeckel's
Kunstformen der Natur, 1904
分類
: 動物界 Animalia
: 海綿動物門 Porifera
: 石灰海綿綱 Calcarea
Bowerbank, 1817
亜綱

本文参照

生態

Clathrina clathrus

石灰海綿綱に属する全ての種は完全に海産で、世界中に分布するが、熱帯の浅い海で見つかることが多い。他の海綿と同様、固着性であり、濾過摂食する。

石灰海綿綱には、アスコン型サイコン型ロイコン型の3種類全ての構造のものが存在する。通常、石灰海綿綱は小さく、高さは10cm以下で、色は淡褐色である。しかし、鮮やかな色の種も知られている。

石灰海綿綱には、花瓶のような円対称の形のものから、細い管の網細工が群体を作っているもの、不定形のものまで存在する。骨格は網状か蜂の巣状の構造である。

分類

海綿動物門には15000以上の種が存在するが、そのうち400種が石灰海綿綱である。

石灰海綿綱はカンブリア紀に初めて現れ、白亜紀に最も分布を広げた。近年の分子解析により、独立した門の分類にすべきだとも提案されている。

現生種は2つの亜綱、5つの目に分類される[1]

カルキネア亜綱 Calcinea
カルカロネア亜綱 Calcaronea

出典

  • Barnes, Robert D. (1982). Invertebrate Zoology. Philadelphia, PA: Holt-Saunders International. p. 104. ISBN 0-03-056747-5. 

  1. ^ Calcarea in WoRMS”. 2012年8月14日閲覧。


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