町代
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/04 02:46 UTC 版)
大坂
大坂の町代は、各町に作られた 町会所に勤めた。町代は惣会所の惣代にあたり、町年寄を助けて町政事務を執り行い、町人の公事訴訟の代書も行った。各町に町代が1人というわけではなく、規模の小さい町などでは数町を1人の町代が兼務することもあった。
その他の都市
堺や平野・今井においても各町に町会所が置かれ、年寄や月行事らと共に町代が政務を行った。
他にも新潟の新発田や、岡山の城下町などにも町代がおり、町の行政に携わった。
参考文献
- 塚本明「町代 -京都町奉行所の「行政官」として-」(京都町触研究会 編『京都町触の研究』(岩波書店、1996年 ISBN 4000027530))
- 吉原健一郎『江戸の町役人』 吉川弘文館 ISBN 4-642-06306-4
- 横倉辰次『江戸町奉行』 雄山閣出版 ISBN 4-639-01805-3
- 『江戸学事典』 弘文堂 ISBN 4-335-25053-3
- 『国史大辞典』4巻 吉川弘文館 ISBN 4-642-00504-8
- 村井康彦編 『京都事典』 東京堂出版
- 『京都大事典』 株式会社淡交社 ISBN 4-473-00885-1
- 『京都府の歴史』 山川出版社 ISBN 4-634-32260-9
- 『大阪府の歴史』 山川出版社 ISBN 4-634-32270-6
- 『大阪市の歴史』 大阪市史編纂所編 創元社 ISBN 4-422-20138-7
- 『大阪の歴史力』 社団法人農山漁村文化協会 ISBN 4-540-99007-1
- 今井修平・村田路人編 『街道の日本史33 大坂 摂津・河内・和泉』 吉川弘文館 ISBN 4-642-06233-5
- 池享・原直史編 『街道の日本史24 越後平野・佐渡と北国浜街道』 吉川弘文館 ISBN 4-642-06224-6
- 谷口澄夫『岡山藩』 吉川弘文館 ISBN 4-642-06611-X
町代と同じ種類の言葉
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