田中樹
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ラップ
CDデビュー前にリリックを書いた楽曲のクレジットは『田中樹』、CDデビュー後にリリックを書いたグループの楽曲のクレジットは『Juri Tanaka』になっている[84][85]。
- ラップについて
- 2008年、Hey!Say!JUMPのコンサートに初めてバックジュニアとして出演。初出演にもかかわらずラップを披露する。それまでラップ経験は無く、初めてマイクを持ちライトを浴びて歌ったが、緊張で記憶に残ってないと当時を振り返っている[51]。このとき披露した曲はKAT-TUNの「SIGNAL」[68]。
- かつてはラップを好まずジャニーズらしい曲を歌いたかったというが、ラップをやってと言われたため、音に合わせて読んだだけという。当時はラップを担当しているジャニーズJr.が居なかったため、自分がやるかと勉強を始め、現在はラップの歌詞を自ら考えるまで好きになり、自分がやりたいものは自分にしか作れないと語り、初めて聴く人でも気持ち良いノリにするために深く聴き込まないで作るという。時間が許す限り海外アーティストのミュージックビデオを鑑賞しラップについて学び、田中樹としてのスタンスを確立したいという[86][87][88]。
- 海外のラップは歌い手の生まれた土地に根付いていることから真似する事は困難であり、自らの作詞には日本語を大事にし、身近なモチーフを取り入れて製作するよう心がけているという[89]。特にエミネムやリル・ウェインなどを愛聴し、ラップの研究を重ねている。ラップを聴けばその人の生き方すら見えてくると語る。エミネムは新譜が出る度に毎回刺激を受け、学ぶ事が多いと語る[28]。さらに、ポスト・マローンやクエヴォ、トラヴィス・スコット、6ix9ineなども聴き、なぜ流行ったのか?を考えながら聴くという。
- ジャニーズのラップとパターンが違い、田中のラップはヒップホップ本来のオーソドックスなラップの要素が強く、海外の最先端のラップも聴くが、日本語のラップはオールドスクールが好きで、メロに走らないラップが好きだという[90]。
- SixTONESの曲中に披露する自らのラップはスパイスであり、そこでは誰にも負けたくないと意気込みを語り、ジャニーズJr.の頃には「ジュニアの中ではオレが一番うまい!」とラップに対する気合いをみせていた[91]。
- 将来、ラッパーのフリースタイル大会に出場し、「ジャニーズにヤバいラッパーがいる」と言われる存在になりたいと語る[92]。Snow Manの渡辺翔太からは「樹のラップにはカリスマ性がある[93]」と評され、ラップのみならず、メンバーの京本からはラップが上手いが実は歌も上手いと歌も評され[94]、松村からもラップしかできないと本人は語るが、実はハモリや高音パートも担当できるため、樹は歌もできると語る[95]。髙地からはヒップホップの業界の人たちと絡み、ディープな存在になってほしいと期待されている[28]。
- ジャニーズの中だと、ヒップホップの知識はトップクラスで持っているが、ジャニーズ内では戦っていないため、好きなカテゴリだと語る[96]。般若さんの曲を聴いて、自分の目指すヒップホップのスタイルが固まっていったという[97]。
- 自作曲のソロ曲のラップを披露する際、モニター画面にはリリックの字幕の表示を出さないことにこだわりがある。リリックは感覚で書くもので、全部ひとりごとみたいなもののため、歌詞は知られなくても良いという。ラップは聴き間違いや勘違いがあると思うが、音も楽しんでもらいたく、「どういうことを言っているのか?」と想像してもらうのも音楽の楽しみ方でもあると語り、楽しみ方を強要したくないため、聴こえた歌詞のまま楽しんでほしいという[98][99]。
- ラップのレコーディングの前の練習は、デモ音源に寄らないよう、ラップのキーになる言葉とリズムのみを覚え聴き込まないようにし、レコーディングの際にガイドとして流れているデモ音源も全部オフにしてもらい収録するという[100]。
- また、グループのオリジナル曲でラップ詞を書いてアルバムにいれたいと語る[101]。
- デュエット曲
- 2014年3月に開催された『ガムシャラJ's Party Vol.2」でRAPをジャニーズJr.と共に披露した[102]。
- 同年開催の『ガムシャラSEXY夏祭り‼︎[103][104]』では、京本大我作詞・作曲の「Loving」のラップ詞を担当。京本の生歌を直接携帯電話のボイスメモに録音し、それを繰り返し聴きラップ詞を製作。京本とのコラボレーション曲を披露する[105]。
- ソロラップ曲(作詞・作曲)
- ライブで披露されるソロラップのオリジナル曲のタイトルはすべて中華料理の名前がついている[106]。
- 2017年12月にフジテレビの湾岸スタジオ内で行われた「お台場 踊り場 土日の遊び場」では初めて自分で作ったラップのソロオリジナル曲『Gyo-za(ギョウザ)』を披露。恥ずかしかったが好評だったため、自信を持てたいう[107]。
- 2018年3月に横浜アリーナで行われた「ジャニーズJr.祭り2018 SixTONES単独公演」では、公演の主であるジャングルの世界観に合わせたビースト(野獣)をテーマにリリックを書き、色々な韻を踏むワザが入っている『正論Pow!!!(ショウロンポウ)』を披露。この曲のタイトルは『SHOWロンPOW!』など、表記が複数存在するが[108][109][110][111]、楽曲登録の表記は『Do not』になっており、1曲に2つタイトルが存在している[112]。
- 2018年7月-8月にTOKYO DOME CITY HALLで行われた「Summer Paradise2018」では『若芽吸う譜(ワカメスープ)』を披露[113]。この曲は、耳が楽しくなるような高速ラップを用いている[114]。
- 2019年3月に横浜アリーナ、同年4月に宮城セキスイハイムスーパーアリーナ、同年5月に大阪城ホールで行われた「CHANGE THE ERA -201ⅸ-」では、海外のトレンドのラップを日本に受け入れやすいように考え、RAPやってる自分とそれ以外のミーハーでやってるヤツというイメージで作詞された日本語ばかりのラップ『転身犯(テンシンハン)』を披露したが、楽曲登録をするため、ちゃんとした曲名でという指示があり『swap meet』というタイトルで楽曲登録されており1曲に2つのタイトルが存在している[115][116]。
- 同年8月8日に東京ドームで行われた「ジャニーズJr.8・8祭り〜東京ドームから始まる〜」では『S.C』を猪狩蒼弥、本髙克樹、ヴァサイェガ渉、川崎皇輝らでラップをやって欲しいと滝沢社長から依頼を受け、先輩の曲か自分で作った方が良いか相談したところ、かっこよくできる自信がある方でとの依頼だったため、Jr.でラップをやる人、ヒップホップをやる人が出てきて欲しいと思い、全部自分でリリックを書くつもりだったが、統一性のないラップも面白いと考え、個々で歌うパートのリリックを書いてもらったという[117][118]。披露後には「チーム樹」と呼ばれている[119]。
- SixTONES楽曲
- SixTONESのCDデビュー曲Imitation Rainのラップのレコーディングは、LAにいるX JAPANのYOSHIKIに音源を送り細かく指示をしてもらい、こだわってつくったため、丸2日かけて完成したという[120]。高く、低く、語尾を上げるなど歌い方を変え、約6本ほどのラップをレコーディングし、重ねている。
- 2ndシングルNAVIGATOR (SixTONESの曲)のラップのレコーディングは、スタッフから「カッコイイと思うようにやってくれればいい」という指示の元、3本〜4本のラップをレコーディングし、重ねている[121]。また、パーソナリティを務めるSixTONESのオールナイトニッポンサタデースペシャルの番組宣伝CMの特別企画として「田中樹 全国ラジオ34局ラップチャレンジ」と題して、全国で流れるご当地ラップを、それぞれの土地のことを調べ、34局分のオリジナルのリリックを書き下ろした。[122]。
- 3rdシングルNEW ERA (SixTONESの曲)のラップは、ラウドロックからヒップホップチューンに変わるため、切り替わるミックスされている音が良くラップをしていてやりがいがあったという[99]。わざと裏ノリにした箇所や、オンテンポした箇所などがある[123]。ラップ以外のパートのレコーディングはしているが歌っていない[124]。また、パーソナリティを務めるSixTONESのオールナイトニッポンサタデースペシャルの特別企画 第2弾として「勝手にNEW ERAーSixTONES ANN Remixーを作ろう!」と題して、イントロに新たなラップパートをリスナーにテーマを募集し作り即興ラップをラジオ内で披露している[125][126]。NEW ERAのカップリング曲「So Addicted」ではラップを作詞している。裏テーマがあり、箇条書きしたものを英訳し、韻を踏んで作詞したという[123]。英語での作詞は初めてで映画を吹替えなしで鑑賞し、その映画を参考に、1ヶ月かけて作詞した[127]。表記やスラングやリズムなど、日本語ではない曲のため英語での作詞は難しかったといい、細かく修正を受けながらの作詞は勉強になったという[128]。
- SixTONESの1stアルバム1STに収録されている楽曲のラップ部分は、デモ音源から歌詞やフローが全部変わり、曲により自然と歌い方が変わっているという[100]。
注釈
出典
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