燭台 燭台の概要

燭台

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/05 22:12 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
南部鉄器の燭台
枝つき燭台

概要

基本的な形状については針(ピン)状の狭義のろうそく立てと蝋を受ける皿、細い脚(竿)、台部からなり脚(竿)がないものもある。手に持って用いるものは手燭という[2]。また、手燭として使用することもでき火が垂直に保つような構造にした燭台を可動式燭台という[3]

近年では太くて背の低い置いて使用するろうそくもあり、針(ピン)状のろうそく立てがないものもある。

時代とともにさまざまなデザインで作られるようになった。

  • 火屋付 - 周囲に風除け(火屋)が付いたもの[1]
  • コップ型 - コップに類する形状のもの[1]
  • ダルマ型
  • 菊灯 - 台部が菊の花を逆さにしたようなデザインになっているもの。
  • 地火灯 - 脚(竿)の部分にいくつかのくびれがあるもの。
  • 鶴亀型 - 主に浄土真宗で使用されるもので、鶴と亀がデザインされている。

本体の素材については木材[2]金属[2]真鍮[2])・陶磁器が使用される。燭台の針(ピン)状の素材については金属が使用されることが多い。

ジランドール

19世紀フランス作のジランドール

とくに西洋の枝つき燭台のことを「ジランドール」(Girandole)または「ジランドーラ」(伊:girandola)という。

ジランドールは17世紀から18世紀にかけてアクセサリー兼用の照明器具として使われた枝付き壁付きの持ち送りの燭台のことであった。19世紀になるとボヘミアングラスプリズムを取り付けた燭台を指した。今はジランドールは単に枝付き燭台のことを指す。

参考文献

光藤俊夫 監修「インテリア・家具辞典」1990,丸善,p.170.

関連項目

外部リンク


  1. ^ a b c 意匠分類定義カード(D3) 特許庁
  2. ^ a b c d 燭台 横須賀市教育研究所
  3. ^ 可動式燭台 横須賀市教育研究所


「燭台」の続きの解説一覧




燭台と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「燭台」の関連用語

燭台のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



燭台のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの燭台 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS