檀紙 (高松市)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/07 02:55 UTC 版)
地理
地区は高松市西部に位置し、香東川と本津川に挟まれた一帯である。人口は2010年時点で7575人(男3678人/女3897人)、世帯数は2938世帯であり[1]、2010年までの10年間ではほぼ横ばいか微減状態である。面積は7.64km2[2]と高松市の地区ではやや広く、基本的に農村地帯を形成しているため人口密度は1平方キロメートルあたり1018.72人と高松市の平均(1140.03人)を下回っている。
中間町のうち1 - 90番地の一塊は飛び地になっており、円座地区の中に位置している。そのため小学校の校区も飛び地部分は円座小学校の校区となっている。
地区内にある御廐町の「廐」の部首は正式には广(まだれ)ではなく厂(がんだれ)を使って「」と書き、高松市の公称町名一覧表にもその字体で表記されているが、コンピュータの一般的な文字環境では入力できない場合が多いため、便宜的に常用字体の「厩」か、广を使って「廐」と表記することが多い。また、旧印刷標準字体では同じく異体字の「厂(がんだれ)に既」と書くため現地の看板や標識などにおいてはこの字体も広く使われており、ことでんバスの御廐バス停の看板や国道11号御厩町交差点の地名標識、香川県道178号山崎御厩線の県道標識はその字体で表記されている。
地形
全域が高松平野の一部であるため大きな起伏は存在しないが、地区西部には六ツ目山を中心とした標高200-300m級の山が連なっており、高松平野はここで終了する。
地区の中心には古川が貫流し、地区の北端を流れる本津川へ合流する。香川県の典型的な平野の特徴であるため池は、西部の六ツ目山山麓に沿うようにして多く存在する。
土地利用
かつて地区内は基本的に田の広がる田園地帯であり、散村状に民家が点在していたが、比較的早い時期から国道11号高松南バイパスや県道176号檀紙鶴市線(産業道路)など幹線道路の開通、高松道高松西I.C.の供用開始などの交通アクセスの向上が相次いだ。それでも地区の大部分は、これまで市街化調整区域であったため農地転用による開発が制限されていたが、2004年(平成16年)に県によってその線引きが撤廃された影響でそれまで農地だった土地が次々と宅地化しており、結果それまで減少傾向だった人口は高松市中心部のベッドタウンとして2005年(平成17年)から増加している。しかし、これら地域は道路や下水道などのインフラ整備が行われていないため、スプロール化やそれに伴う高松市全体の地盤沈下などが懸念されている。
人口
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高松市 / 登録人口(10月1日時点) |
隣接する地域
高松市檀紙出張所管内
- 檀紙町 761-8041
- 御廐町 761-8042
- 中間町 761-8043
- ^ “登録人口(平成22年10月1日現在)/第2表 町別・男女別人口” (EXCEL). 高松市 (2010年10月1日). 2011年6月18日閲覧。
- ^ “平成18年版高松市統計年報/1.土地・気象” (EXCEL). 高松市 (2006年4月1日). 2011年6月18日閲覧。
- ^ a b c “統計区別集計(平成17年国勢調査)/25 統計区,産業(大分類),従業上の地位(3区分)別15歳以上就業者数” (EXCEL). 高松市 (2005年10月1日). 2011年6月18日閲覧。
- ^ “高松市立小中学校校区一覧(学校名)” (PDF). 高松市 (2010年5月1日). 2011年6月18日閲覧。
- ^ “コミュニティセンター一覧”. 高松市. 2011年6月18日閲覧。
- ^ “郵便局一覧/香川県内”. 日本郵政. 2011年6月18日閲覧。
- ^ “高松地区の都市公園” (PDF). 香川県 (2007年12月3日). 2011年6月18日閲覧。
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