林泰宏 林泰宏の概要

林泰宏

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/26 09:52 UTC 版)

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林 泰宏
基本情報
国籍 日本
出身地 熊本県阿蘇郡阿蘇町(現:阿蘇市
生年月日 (1961-06-16) 1961年6月16日(60歳)
身長
体重
183 cm
78 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 1979年 ドラフト1位
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

来歴・人物

市立尼崎高では、4番・エースとして活躍。1978年秋季近畿大会県予選準決勝に進むが、滝川高に完封負けを喫する。翌1979年夏の甲子園県予選では決勝に進出するが、明石南高に0-1で惜敗し、甲子園には出場できなかった。

1979年のプロ野球ドラフト会議で、木田勇のクジを外した読売ジャイアンツから1位指名を受け入団。同じ年の3位指名は、岡崎郁だった。

スリー・クォーター気味のフォームで投げ込む速球が武器で、中央では無名ながら将来のエースになる大器と宣伝されていたが、コントロールが悪くプロ入り後は伸び悩んだ。ファームではローテーション投手となったものの一軍には昇格できず、1983年オフには金銭トレードで近鉄バファローズに移籍する。この頃には、投球フォームはほとんどサイドスローになっていた。

近鉄では、故障のせいもあって満足な投球ができず、1984年オフに自由契約となった。その後、横浜大洋ホエールズの入団テストを受けて合格し移籍する。投球フォームをアンダースローに近いものに変えて再起をはかったが、故障は回復せずイースタン・リーグで1試合に登板しただけで、1985年のオフに自由契約となり、同年限りで現役を引退した。

引退後は、小林洋行に入社し、1993年に入や通商に入社する。1997年に大雄社先物社(旧:入や通商)常務。1999年に萬成プライムキャピタル証券取締役。2005年6月に入や萬成証券(現:ばんせい証券)社長に就任[2]し、翌2006年2月まで務めた[3]

2019年6月20日、東郷証券(現:TO)が複数の顧客に対し外国為替証拠金取引で生じた損失を補填した事件に関して、同社の実質的な経営者として金融商品取引法違反(損失補填等の禁止)容疑で逮捕され[4]、7月10日に同罪で起訴された[5]。翌11日には約1億4000万円を脱税したとして法人税法違反(脱税)などの疑いで再逮捕され[6]、31日に追起訴された[5]

2020年1月7日、公判東京地裁であり、検察側は懲役3年を求刑。弁護側は執行猶予を求めて結審した[7]

2020年2月12日、東京地裁で金融商品取引法違反(損失補填等の禁止)と法人税法違反(脱税)の罪で懲役3年、執行猶予5年の判決が言い渡された[8]

1984年に元アイドルの黒木真由美と結婚。真由美との間に長男と長女で元タレントの黒木マリナを儲けるが1996年に離婚した[9]

詳細情報

年度別投手成績

  • 一軍公式戦出場なし

背番号

  • 47 (1980年 - 1983年)
  • 59 (1984年)
  • 65 (1985年)

  1. ^ 日本商品先物取引協会会員企業情報開示2018年版”. 日本商品先物取引協会. 2018年11月26日閲覧。
  2. ^ 先物協会ニュース 平成17年8月5日
  3. ^ 先物協会ニュース 平成18年3月15日
  4. ^ 元巨人ドラ1の林泰宏容疑者ら逮捕 FX損失補填疑い”. サンスポ (2019年6月20日). 2019年6月20日閲覧。
  5. ^ a b 法人税約2億円を脱税 東郷証券経営陣ら起訴 東京地検特捜部”. 産経新聞 (2019年7月31日). 2019年9月7日閲覧。
  6. ^ 東郷証券元幹部ら脱税疑いで再逮捕 損失補填事件絡み”. 朝日新聞 (2019年7月11日). 2019年9月7日閲覧。
  7. ^ 元巨人林泰宏被告に懲役3年求刑”. 日刊スポーツ (2020年1月7日). 2020年1月7日閲覧。
  8. ^ 元巨人選手に有罪判決 東郷証券の損失補填” (日本語). 産経新聞デジタル. 2020年4月28日閲覧。
  9. ^ “インディアン娘”は高級アパレル運営!zakzak 2012年2月22日


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